プロ野球で活躍した選手の中では、少年野球時代から他とは違う練習方法をやっていた選手は数多くいます。
・山田哲人選手のシャトルティーバッティング
・高橋由伸監督の長さ2〜3メートルの竹のバットで素振り
・村田修一選手の入浴中にカマボコ板と使って手首を鍛える
・江川卓氏の天竜川で対岸に向かって石を投げていた
など、小さな時から他の選手とは違うオリジナリティーあふれる練習を通じて、独自の強みを身に付け、プロの門を叩き、そしてプロでも大きく花が開いた選手です。正直、上記に挙げた選手とは全くレベルが違いますが、筆者も「バレーボールを遠くに打つ」練習(ほぼ遊びです)を少年野球時代に楽しみながら行い、ボールを遠くに飛ばすコツを身に付けたり、手首・広背筋を鍛えることにつながったと思ってます。
オリジナル練習は、他者から見ると色んな意見等があるかもしれませんが、時にオリジナル練習から思わぬスキルを身に付けることができて、そのスキルが強みとなり、選手にとってプラスになることも多いにあります。筆者的には、やる前から否定するのではなく、まずは「やってみて」から良い悪いを判断することが大事だと思います。
そしてオリジナル練習は「楽しむこと」も重要だと思います。通常の練習だけだと、どうしてもマンネリ化するかもしれません。特に小さな子供にとっては。遊びながら楽しみながら練習をやることはとても重要だと思います。
今回紹介する動画は小学3年生が「手作りのコアバット」を使ってティーバッティングをしています。コアバットは、通常のバットより細く、そして重たいバットです。打撃のミート力とパワーアップを目指せるバットです。小さな頃からこのような困難なバットを使って練習するのはとても良いことだと思います。そして何より手作り、というところに愛情を感じますね。
重たいバットをコントロールするだけでも大変ですが、更にバットの線が細いので確実にミートすることが非常に困難なバットです。このコアバットを上手く使いこなせて、ボールを芯でとらえることができると、おのずと通常のバットでも確実にミートできるようになると思います。
オリジナル練習を通じて、自分だけの強みを遊びながら楽しみながら身に付けるのは、とても重要なことです。ぜひ親と子、もしくは指導者と子でオリジナル練習を生み出しても良いかもしれないですね。では動画を参考にしてみてください。
動画引用元:野球少年H(小3)バッティング練習