打球がイレギュラーしてしまったり、上手くバウンドを合わせることができなかった時にグローブを上手に使って捕球することができると一般的に守備力は向上します。プロ野球の選手などの守備の様子を見ていると、このグラブさばき、いわゆる“ハンドリング”の上手い選手が多数います。
今回はそんな“ハンドリング”を向上させる練習方法を紹介します。
それは“膝つきハンドリング”です。
この練習はアメリカの小・中学生でもハンドリングの上達が重視されていて行われている練習方法だそうです。
この“膝つきハンドリング”の練習方法ですが
・膝を地面について、下半身は固定する
・上体の力を抜いて肩から手にかけて脱力してぶらんとするようにして構える
が基本体勢となります。
上の基本体勢から正面にボールをショートバウンドになるように投げてもらい、グローブを柔らかく使って捕球するのが練習の一通りの流れです。
ポイントとしては
・下から前にグローブを動かす
・捕球する際にグローブを内側にひねる
・上体を起こしつつ、視線を低く保つようにして捕球する
・シングルハンドで捕球する(反対の手を添えない)
が挙げられます。注意して行なってみてください。
正面に投げると言ってもフォアハンド、バックハンドというように2つの向きでそれぞれ行うことでより実際の動きに近い形で練習を行うことが可能です。バックハンドで練習を行なう時のポイントとしては、親指を上に引き上げるようなイメージを持つと捕球しやすくなります。
そして応用として少し距離を長くしてフォアハンド、バックハンドをランダムに交えて膝つきハンドリングを行なうと難易度も上がりオススメです。
今回参考にした動画です。実際の動きを目にして練習を行なう際の皆さんの参考にしてみてください。
動画引用元:守備の達人クルーズもやっている練習!?「ひざつきハンドリング」
また、上の動画タイトルにも出ています読売ジャイアンツのクルーズ選手ですが、内野手であればどこでもこなすユーティリティープレイヤーで、何と言ってもグラブさばきがとても上手い選手です。キャッチしやすいバウンドの位置(主にショートバウンドのようです)に素早くグローブを持って来て、どんなボールでもグローブに吸い込まれるようなキャッチングをします。以下の動画も参考になるで、こちらもご覧ください。