2016年オフに埼玉西武ライオンズから東北楽天ゴールデンイーグルスへFA移籍した岸孝之投手は、エースの貫禄とでも言いましょうか、移籍してからも実力を十分に発揮し、2017/7/5時点で防御率2.25、勝利数6勝、奪三振数81と移籍1年目から、素晴らしい成績を残してました。
岸投手といえば、
・キレ味、コントロール抜群のストレート
・ストレートと変化球の投げ方が変わらない
・落差の大きい緩いカーブ
・キレ味のあるチェンジアップ
と、出せばキリがないですが、この4つが代表的な特長ではないでしょうか。特にカーブはテレビや雑誌で何度も特集され、岸投手の代名詞になっていると思います。
動画は、岸投手のピッチング練習です。後ろからと横から撮っており、貴重な角度で岸投手のピッチングフォームを見ることができます。
岸投手のピッチングフォームで素晴らしいところは多くありますが、筆者が目に止まった特に良かったポイントは2点あります。
1つ目が、軸足でしっかり力を溜めてから「ヒップファースト」で溜めた体重を前にしっかりと移動している点です。岸投手は身体は細く体格的なアドバンテージはあまり無いかと思いますが、キレのあるストレートを投げます。このキレの源泉になっているのがスムーズな体重移動ですし、スムーズな体重移動ができるのはヒップファーストで投球しているフォームにあると言えます。ヒップファーストの練習は「ヒップファーストで体重移動を開始する投球フォームへ」をご覧ください。
2つ目が、左手のグローブの使い方です。コントロールの良し悪しはグローブの使い方で決まると言っても過言では無いですが、岸投手のグローブの使い方はお手本になります。グローブをしっかりとミット方向に向け、向けているグローブの方向もラベル側になっており、理想のグローブの使い方をしてます。グローブの使い方の詳細の練習は「投球練習 グローブの使い方でコントロールをもっと良くする方法」を参考にすると良いです。
では岸投手の素晴らしい投球フォームをご覧ください。
動画引用元:西武ライオンズ 岸孝之