試合の中で意外と多いのが「低いキャッチャーフライ」です。キャッチャーの半径3m〜4m以内に落ちる小フライです。このフライをキャッチャーが捕れるか捕れないかで、試合の流れが大きく変わることがあります。捕れそうなフライだけに、キャッチできなかった時の落胆が大きいイメージがあります。守備の要に位置するキャッチャーとしては、このような小フライは全てキャッチしたいところですね。
見た目が捕れそうな打球だけに、捕れなかった場合は「なにやってんの〜」と言われたことは筆者も多々あります。
低いキャッチャーフライは「ボールがどこに上がったのか早く見つける」ことがとても重要です。一度見失ってしまうとボールの着地が早いためキャッチが難しくなります。早く見つけるためには「マスクをすぐに外す」ことがまずは重要となります。
早くマスクを外す方法ですが、
マスクの顎の部分を右手の親指で弾く
というやり方があります。最初のうちは途中までしか脱げなかったりと中途半端になりがちなので、何度か練習するとできるようになります。
筆者の場合は、フライの時は、すぐにマスクを取る癖がありました。キャッチャーをやったことのある選手であれば分かりますが、ゴロ打球かフライ打球かはある程度は分かると思います。特にフライの場合は、ボールの下面を叩くのが見える時がありますので、明らかな外野フライの時以外は、瞬時に親指でマスクを外してました。
キャッチャーは打球の行方に対して声で指示することが多くあるため「打球を見失うことが怖い」です。マスクを付けている状態だと視野が狭くなり、打球を見失う可能性が高くなるので「打ったらマスクは外す」は癖付けておいた方が良いです。
マスクを素早く外したら周りの声をしっかり聞くことも大事です。自分の目でボールを見つけることがベストですが、声を目印にすることも大事です。「後ろ!」「前!」の言葉を頼るだけでも全然違うと思います。筆者も声で助けられたことはたくさんあります。特に少年野球はキャッチャーボックスとベンチが近いこともあり、監督・コーチからの声はよく聞こえてました。
・フライと思ったら
・マスクの顎の部分を右手の親指で素早く弾き
・視野を確保してボールを見つける
・また周りの声に耳を傾ける
というポイントを大事に実践してみてください。動画は少年野球の低いキャッチャーフライのファインプレー集です。良い動きしてますね!では参考にご覧ください。
動画引用元:少年野球 キャッチャー ファインプレー