2017年のWBC準決勝の日本vsアメリカ戦において、侍ジャパンの打者が苦戦していたのが2シームの「動くボール」ですね。2シームでもスピードは150km前後出ており、ストレートのタイミングだけどボールが動くので、ほとんどの打者がバットの芯でとらえることができず、凡打の山となってました。
特に木製バットを使用しているからかもしれないですが、バットの芯でボールをとらえないと、ボールは飛ばないし、強い打球を打つことも出来ません。「芯でとらえる」ということは、バッターとしての基本ですし、そしてものすごく難しいということが、あの試合で実感した次第です。
アイアンサンド(砂鉄)入りのトレーニングボールを使ってティーバッティングすると、バットの芯でしっかりとミートしたらボールは飛びますが、芯でとらえることが出来なかった場合、ボールは前に飛ばず下に落ちてしまいます。バットの芯でとらえる練習としては最適なトレーニングボールです。
そして今回は更に難易度を上げます。
このアイアンサンドボールを芯の範囲が狭い竹バットで打つ練習です。ミート力を上げるための練習方法としては、最強タッグかもしれません。
筆者も高校時代に竹バットでよく練習しましたが、ティーバッティングとはいえ、芯でとらえないと手がしびれてしまいますし、ボールもまるで飛ばないです。しかしこの練習のおかげで、非常にミート力が高まったと実感してます。
小学生や中学生の段階から竹バットを使うことは、なかなか無いかもしれないですが、強制的に芯の狭いバットを使う、強制的にバットの芯に当たらないと飛ばないボールを使う、という強制力を働かせることは、重要ではないかと思います。
ぜひ、お試しください。
動画引用元:竹バット&サンドボール