2016年に軟式ボールの規格が12年ぶりに変更になりました。筆者も長く軟式野球をやっているので「12年ぶり」と聞いた時には「もう12年!」と驚きましたが、12年前に規格が変わった時は「少し重たい」と感じたことを覚えてます。また、より硬式ボールに近くなった印象もあり、ほぼ準硬式ボールと変わらないんじゃないかな、とも思いました。
今回ご紹介する動画は、この12年ぶりに規格変更する新軟式ボールを、ピッチング、守備、バッティングの3つで検証した動画になります。12年前はぶっつけ本番で規格変更されたボールを使ってましたので、このような検証動画は大変参考になりますね。
尚、最初に申し上げておきますが、持った感触、投げた感触、跳ね方、反発、など感じ方には個人差があり人それぞれだと思いますので、あくまでも参考にして頂ければと思います。
ピッチング
・曲がりが遅い(打者の手元で曲がる)
・受けた側はズシっとした重さを感じる
・縫い目のかかりが良いため球持ちが良くなる
・重く感じるので前腕筋と指先の力は今まで以上に負担がかかる
守備(内野)
・球足が速い(内野手の間を抜ける打球が増えるかも)
・高いバウンドは今までと変わらない
・グローブに入った感覚は重たい
バッティング
・従来のボールは潰れる感覚があるが新ボールは潰れない感覚がある
・反発力は高まっている
以上が検証結果です。
動画を見て筆者が感じたことは、力のある打者であれば、この新軟式ボールでもスタンドイン出来てしまうのではないか、と思うぐらい高反発なボールになっていると思います。筆者は硬式から軟式に移りましたが、移り始めのバッティングではボールが潰れてしまいファールフライが非常に多かったですが、もしかするとこの激しくボールが潰れてしまう現象がかなり軽減されているかもしれないですね。硬式でバリバリ野球をやっていて草野球の軟式に移った選手はバッティングに関しては、軟式だけの選手よりは少し有利かもしれないですね。
とにかく気を付けて欲しいのが「新球に慣れないまま試合をしないこと」が重要だと思います。WBCの時に毎回ボールの話題になりますが、これと同じことが軟式野球界にも起こると思います。
新球で練習する際は、いつも以上に指先、インパクトの瞬間、バウンドの跳ね方など、微細なところの違いに気を使いながら練習を行うと、早く慣れると思います。ボールを変えることは出来ないので、自分からボールに対してアジャストする柔軟な対応力が求められると思います。
では動画をご覧ください。
動画引用元:【東球の飛び方がエグい】東と西で有名な新軟式ボールを打ってみた!投げてみた!守ってみた!《出演》走れ!大井チャンネル&ちゃんねるしょーへー