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ルール ベース踏み忘れ 審判も間違えるアピールプレーとは

ルール ベース踏み忘れ 審判も間違えるアピールプレーとは

本記事では、2023年に開催された第95回記念選抜高等学校野球大会の2回戦、作新学院高等学校と大分県立大分商業高等学校の試合で起きた珍プレーをご紹介します。はじめに、プレーの一部始終を動画でご覧ください。

異例の幕切れで主審が謝罪【センバツ高校野球】アピールがある前に審判が先に「アウト」を宣告、ベース踏み忘れで宣告ミスの珍事 ベース踏み忘れ

後述では状況を整理し、どのようなルールが適用されたのかなどを順に説明します。

動画の状況

9回1死1.2塁

①6番・丸尾が放った打球はレフトへのライナー

②2塁ランナーは打球を見て帰塁

③1塁ランナーは打球の勢いにつられて飛び出し、2塁ベースを踏み、2塁ランナーを追い越した上に2塁ベースを踏まずに1塁へ帰塁

④1塁ランナーが2塁ベースを踏まずに帰塁したことに対して、球審がアウトの宣言

動画の状況で、野球のルールに違反していそうなことが3点見つけられます。

1.前のランナーの追い越し

2.ベースを踏まずに帰塁

3.選手によるアピールプレーなしでの球審によるアウトの宣言

3つについて詳しく見ていきましょう。

前のランナーの追い越し

後ろのランナーが前のランナーを追い越した場合、追い越した時点で後ろのランナーはアウトと判定されます。ただし、追い越された前のランナーはアウトにはならないので、前のランナーはアウトにならないようにプレーを続行する必要があります。

前のランナーを追い越した時点で後ろのランナーがアウトなので前のランナーのフォース状態が解除されることに注意しましょう。1塁ランナーが2塁ランナーを追い越した場合、追い越した時点でフォース状態が解除されるので、2塁ランナーは3塁へ進塁しても2塁へ帰塁しても良いということになります。

ベースを踏まずに帰塁

はじめに、ベースを踏み忘れたランナーはアウトになることを覚えておきましょう。しかし、踏み忘れた場合でも踏み直しを行えばアウトにはならない、というルールもあるのでセットで覚えておくことがおすすめです。

ランナーがベースを踏み忘れた場合、野手が審判にアピールすればランナーをアウトにできます。野手のアピールプレーがあってから審判はアウトの判定ができるのです。

作新学院と大分商業の試合で発生したルール違反は、「ランナーの追い越し」と「ベースの踏み忘れ」の2つでした。また、野手がアピールプレーをする前に球審がベースの踏み忘れのアウト宣告をするという珍しいことも発生しました。

野球のルールを全て覚えることは難しいですが、わからないことはそのままにせず調べてチームメイトと共有することが大切です。

プロ野球でもベースを踏み直さずに帰塁したプレーが起きています。こちらの動画も参考までにご覧ください。

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