東京オリンピックにて、水谷隼選手と共に日本卓球会史上初の金メダルを獲得した伊藤美誠選手。前陣速攻型の攻撃スタイルで世界ランキング2位まで登り詰めた実力者であり、幼少期からの夢であるオリンピック女子シングルスでもメダル獲得を目指し奮闘中です。
早田ひな選手と比較して、体格は小柄ながら強烈に打ち返すスマッシュにも定評がありますが、サーブの種類も多岐にわたり「回転」「投げ上げの高さ」「サーブモーション」などもバリエーションが豊富かつ精度が高い事で知られています。
伊藤美誠 W杯で初のメダル獲得!3位決定戦は25分でストレート勝ち<女子W杯>
今回は、伊藤美誠選手が使う巻き込みサーブを最後に紹介している動画を参考に見ていきましょう。
親指を立てて手首は固定する
ラケットの持ち手親指を立てて持つ事により、ラケット面が立つようになります。巻き込みサーブの場合、手首を捻り回転をかけるより身体を使って回転をかけに行く打ち方のため、親指を立てる事により手首を固定することが出来ます。
伊藤美誠選手の場合は、8の字を描くようにテイクバックを行いますが、映像でも親指を立てているラケットを握っている事がわかります。
肘から先をワイパーのように使う
固定した手首を活かすために、肘を支点として弧を描くようにスイングします。ただし、
肘が身体から離れすぎてしまうと、体重をボールに乗せづらくなるので注意が必要です。
一気に「ダン!」体重を乗せる
卓球会場に行くと、サーブの際に強い踏み込みによる足音が聞こえます。これはボールを打つ時の体重移動の際に使うステップです。身体の回転スピードに体重移動を加える事で、ボールに強い回転を与える事が出来ます。
手首を固定したまま、打ちたい方向と回転をかけたい方向に体重移動しながらラケットをボールへぶつけていきます。
それでは、巻き込みサーブの解説動画をご覧ください!