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戸上選手が張本選手との勝負所で使ったYGサーブ

戸上選手が張本選手との勝負所で使ったYGサーブ

2023年1月に行われた全日本卓球決勝戦で張本選手を破り2連覇を達成した戸上選手。バックハンドを得意とする戸上選手ですが、決勝戦で流れを変えるYGサーブを繰り出し、勝負を有利に進めました。YGとはYoung Generationの略で、1990年代の欧州の若い世代が使っていたサーブを指します。

少し特殊な手首の使い方をして逆横回転をかけるフォアサーブは、巻き込みサーブに比べて難しいと言われています。

戸上選手も利用するYGサーブを最後の動画を参考に詳しく解説していきます。

人差し指と親指でラケットを挟む

逆横回転をかけるサーブは、自分の身体方向にラケットを引きつけてから離れる方向へ素早く動かして回転をかけます。ラケットを動かす幅を確保するために、ラケットを挟む人差し指と親指の付け根がグリップから数cm離れるように握ります。そうすることで、ラケットを動かす際の可動域が広がり、回転をかけやすくなります。

初心者は「フォア面でバックサーブ」から

YGサーブを習得するために、まずはラケットの使い方に注目します。卓球台に正面に向いた状態で手前から奥(相手側)へ振って下回転のボールを出す練習をしましょう。このスイングがYGサーブの手首の動きに一番近いため、これで手の動きを学びます。

慣れてきたらスタンスを垂直にセットする

動作の習得の過程として、分解しながら一つずつ難易度をあげていく方法が望ましいです。先ほどフォア面でのバックサーブは卓球台を正面にした形で行いましたが、慣れてきたら卓球台と垂直方向にスタンスを変えます。本番で利用するスタンスではないですが、その位置からYGサーブを打ちやすいステップを見つけましょう。それをマスターできれば、試合で使えるサーブの完成は間近です。

新しい動作の習得は大変ですが、それが試合で使えるプレーの幅を増やすチャンスになります。勉強と一緒で、まずは出来ない所を抑えて効率よくサーブをマスターしましょう!

それでは動画をご覧ください。

【2分でわかる|初心者編】ゼロから始める!モンスターYGサーブ【勝てる卓球#38】

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