野球を始めたばかりの小学校低学年の選手の中には、フライが苦手と感じている子どもも多いでしょう。また、野球を始めたばかりで急に高いフライが上がっても、捕球することは難しいですよね。
野球を始めたての頃はボールが怖いと感じたりキャッチの仕方が分からないと感じたりするのはごく自然なことです。しかし、いち早く技術を上げて野球を楽しめるようにしたいですよね。
本記事ではフライの正しい捕り方や注意点にくわえて、フライを上手くキャッチするコツなどを紹介します。フライが苦手な選手や、保護者の方はぜひ参考にしてみてください。
フライが苦手な選手の特徴
まずは、フライが苦手な選手に見られる特徴を知りましょう!フライが苦手な選手は以下4点の特徴があるといわれています。自分に当てはまるかチェックしてみてください。
・フライが見えていない
・フライを後ろに落としてしまう
・グラブを出したままフライを追う
・フライをよけながら捕る
上記4つの中で1つでも当てはまる項目がある選手は、後述で紹介する内容を参考に練習を行うと、フライがより得意になる可能性があります。それでは、改善するための練習方法を見ていきましょう!
1.フライの高さを教える
指導者や保護者の方は、フライを目で追えてない子どもに対して、フライの高さを教えてあげることから始めましょう。練習方法はシンプルです。子どもに向かって高いフライを投げ、子どもはフライが地面に着くまで目で追います。
足などは動かさず、まずは目でボールを追うことから始めてください。
2.フライの捕球位置を覚える
フライを捕球するときは「額の上」でキャッチすることを意識しましょう。指導者や保護者の方は、子どもがグラブを構えている位置にフライを軽く投げ、子どもは片手捕球を意識してボールを捕球します。
この練習は投げ手が重要な練習なので、優しくふわっと投げるようにしてください。
3.フライは後ろから前の意識
先述で紹介した2つの練習ができるようになったら、距離を少し広げてフライを捕球する練習をします。この時、フライはキャッチできなくても大丈夫という意識で取り組みましょう。
フライ捕球の基本は後ろから前に動くことなので、できれば前に落とす形が理想です。指導者や保護者の方は、前に落ちるようなフライを上げるようにしてください。
ここまでの練習がスムーズにできるようになったら、子どもが走ってきたところにフライを上げたり、前だけではなく左右にフライを上げたり、変化をつけて実践に近い捕球練習をしましょう。
フライへの恐怖心がなくならない場合は、フライを目で追う練習から繰り返しやってみてください。また、柔らかいボールで練習をすることも恐怖心を少なくするおすすめ方法のひとつです。
フライ捕球のコツを掴んでスキルアップを目指しましょう!それでは動画をご覧ください。