日本生命セ・パ交流戦2023の全日程が終了し、横浜DeNAベイスターズが、11勝7敗で優勝を達成しました。2005年から行われているセ・パ交流戦においては初めての優勝で話題となりましたね。
2023年の交流戦で打率トップだった選手は、福岡ソフトバンクホークスの近藤健介選手。近藤選手は、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表にも選ばれた、天才と呼び声が高い好打者です。
近藤選手の交流戦での打率は、.413と全選手の中で唯一の4割超えを記録。近藤選手の高打率はどのようにして生まれたのでしょうか。
本記事で注目したいポイントは「選球眼」です。近藤選手は、選球眼が優れており、四球も多いイメージがあります。卓越した選球眼を生かして、難しいボールには手を出さず、好球必打を徹底していることが安打に繋がっているのでしょう。
ここからは、選球眼の考え方をご紹介します。ぜひ、皆さんも参考にしてみてください!
選球眼の種類
選球眼にはボール球を見極める選球眼と打ちたい球を見極める選球眼の2種類があります。
はじめに、試合の状況などを考慮して狙いをコースや高さに絞って打席に入ることが大切です。バッターボックスに入る前に、どのボールを打ちに行くのかイメージができていると、迷うことも少なくなるでしょう。
動画で栗山選手も言っていますが、選球眼はタイミングがとても重要です。タイミングが合っていない場面では、変化球のボール球を振らされてしまうことが多く、カウントも悪くなり、どんどん苦しい状況に陥ってしまいます。
一方、タイミングが合っている選手は、狙い球を絞れていることが多いため、ボール球には手を出さず、ストライクゾーンに来たボールをミートしているのでヒットに繋がりやすいのです。
2ストライク追い込まれた後の選球眼
2ストライクアプローチでは、下半身の動きを最小限にしてタイミングをとり、ストレートと変化球どちらも対応できるようにします。タイミングの取り方を小さくすることで、ぎりぎりまでボールを見ることができ、ストライクとボールを見極めることに繋がります。
選球眼についてご紹介しました。栗山選手は、選球眼=タイミングと捉えており、タイミングの取り方で狙い球やボール球の見極めをしているということが分かります。選球眼は感覚的な部分が多く、試行錯誤が必要ですが、まずは打席に入る前に考えを整理したり、相手投手のボールにタイミングを合わせたりなど、準備をしてから勝負に挑みましょう!
それでは動画をご覧ください。