2022年度、ドライバー平均飛距離293yd、国内18勝を誇る石川遼選手。
2007年に「慢心ぐウェアオープンKSBカップ」を15歳で制した石川選手は、翌年プロ転向。すると17歳にして賞金1億を稼ぎ、2009年には18歳で史上最年少賞金王になりました。
長年ゴルフ界を引っ張ってきた石川選手が語る、ドライバースイングのコツについて、最後の動画を元に詳しく解説していきます。
クラブの「しなり」が命
プロゴルファーのスイングを見ていて、テークバックからインパクトに向かっていくにあたりシャフトがしなるのを見た事があるかもしれません。
そのスイングは、そのままボールに当たるのではなく、最後にシャフトが逆にしなる動きになります。
逆にしなる事で、ドライバーのロフトがボールが高く運ぶように動きます。これがヘッドを走らせないようにすると、ロフトの角度を生かせず、球が全く上がらないショットになります。
身体が小さくても飛ぶ人は、クラブと一緒に身体が並行移動するような等速の運動ではなく、支点を作って遠心力を生かしてスイングしているのです。
遠心力の支点は、みぞおちに
では、遠心力を使うために支点は身体のどのあたりに作るべきでしょうか。石川遼プロの意見では、みぞおちあたりがクラブヘッドと引っ張り合う感覚があるそうです。
みぞおちがスイングと一緒に並行移動してしまうとヘッドは走りませんが、テークバックしたクラブが腰あたりまで降りてきた時に「左の腰が壁に当たるような感覚」になったタイミングで、クラブと身体で遠心力を感じてヘッドを走らせます。
スイングをチェックする際には、正対した動きをみましょう。
スイングのフォローで脇があいてしまい、自分の手とヘッドが同じ動きをしている時はヘッドが走っていない可能性があります。
手の動きが小さくて、ヘッドの軌道が大きい人は身体が小さくても飛距離のある球を打てます。
クラブを上手に使って、今より飛距離を伸ばしたドライバーを打てるようになりましょう!
それでは動画をご覧ください。