バレーボールの反則ルールの1つである「アウトオブポジション」。全日本の試合を見ていると、選手が審判にローテーションの確認をしている場面を目にすることが多くあります。これは、反則ルールである「アウトオブポジション」を取られないように正しいローテーションを確認しているのです。
バレーボールは初心者でも始めやすいスポーツですが、細かいルールがたくさんあります。本記事では、「アウトオブポジション」についてとローテーションの基本などを詳しくご紹介します。経験者の方も間違いやすいルールなので、ぜひ参考にしてみてください。
アウトオブポジションとは
バレーボールのアウトオブポジションとは、選手間のポジショニングやローテーションが異なる場合に発生する反則です。アウトオブポジションの正式名称はポジショナルフォールトで、審判はサーバーが動作を始めてから打った瞬間までの選手の足の位置に対して反則の判断をします。
反則の判断対象となる位置関係は、前後左右に隣り合う選手同士のみで、対角の選手は反則の対象ではありません。
アウトオブポジションを取られないための正しいポジショニングやローテーションを確認しましょう!
ポジショニングとローテーションの基本
6人制のバレーボールでは、前衛3人と後衛3人のポジショニングが基本です。前衛は特に制限はありませんが、後衛はブロックができなかったり、アタックラインを超えてネットより高い位置にあるボールで攻撃できなかったりとルールがあるので注意してください。
バレーボールのローテーションは、相手からサーブ権を奪ったときに時計回りで一つずつポジションが回ります。前衛と後衛にはそれぞれレフト・センター・ライトがおり、どのようなローテーションでも必ず対角に位置するようになっています。
テレビのバレーボール中継では、綺麗にポジショニングを取っていないように見えますよね。選手同士が集まっているように見えますが、これはルール違反ではないのです。ここで大切になるのが次のルールです。
「サーバーがボールをヒットする瞬間自分の前後左右の人の位置を越えていなければルール違反ではない!」
テレビで放送される代表チームはこのルールを守っているため、違反にはなりません。
注意点
バレーボールにはセッターというポジションがあります。セッターの反則の多くはセットアップに注力しすぎてしまい、動き出しが早すぎたり、隣接する選手と位置が違ってしまったりするケースが多いため、注意しましょう。
動画では、レセプションの例やポジションチェンジの例も紹介しているので復習も含めて確認しておくことがおすすめです。
それでは動画をご覧ください。