どんなパスでも足元にピタッと止める技術に定評のある小野伸二選手。
小学生時代から天才と呼ばれ、13歳にしてU-16日本代表に選出、高校卒業後は数あるチームからオファーを受けた中で浦和レッズに加入し、プロサッカー人生をスタートさせました。
その後日本代表としても活躍し、40歳を超えてもなおコンサドーレ札幌にて活躍している小野伸二選手のトラップの極意について、最後の動画をもとに解説していきます。
トラップのコツ
自分からボールに当てにいく感覚はなく、重力に逆らわないようにトラップする事を考えています。ボールが自分に寄ってくるので、それに対して自分を合わせるようなイメージを持っています。トラップするのではなく、トラップさせてもらっている。来たボールに合わせて呼吸をするという表現を小野選手はしています。
どこにボールが落ちてくるかがわからないと上手くトラップ出来ません。一番最初に「どこにボールが落ちてくるか」を考え、落下地点を見越してポジションを取るように動けば焦りもなくなります。
神トラップの練習方法
何回もボールを蹴ってトラップすることを繰り返しますが、蹴ると言う動作もトラップに必要なものであり、蹴る所にもトラップの要素が含まれています。
いつも同じキックをするのではなく、柔らかいキックをするなど蹴り方を変える事もトラップに全部繋がってきます。そういう感覚を何回も繰り返して練習すると上手くできるようになります。
試合中の神トラップ
試合では一瞬で状況が変わってきます。次、どうするかを考えてすぐに蹴れる場所にボールを置くような意識をしています。次に蹴る時の距離に応じて、トラップして置くボールの位置を短くしたり長くしたり、敵が予想している所の逆に置くなど状況に臨機応変に対応しています。
いかがでしょうか?小野選手は、トラップ技術もさることながら、色んなトラップがあると「見ている人が楽しい」のでは?と、ファンサービスも考えています。
あのベタ止めトラップの裏には、こんな考え方があったのですね!ぜひ参考にしてみてください。それでは、動画をご覧ください。