兵庫県は、全国屈指の高校野球激戦区です。報徳学園や神戸国際大学付属、明石商業など多くの強豪校がひしめいています。そんな激戦区の兵庫県を勝ち抜き、2年連続の甲子園出場を決めた社高校。
阪神タイガースに所属している近本光司選手と東北楽天ゴールデンイーグルスに所属している辰巳涼介選手は、社高校出身であり、プロ野球でもタイトルを獲得する活躍をしています。
本記事では、社高校のトレーニングについて紹介したいと思います。
アップトレーニング
アップトレーニングは、走り込みだけでなく、ラダーやウエイトボールを用いたトレーニングも行います。
ウエイトボールは、地面に叩き付けてからダッシュをするメニューや、上空に向けて高く投げてからダッシュを行うなど、豊富なメニューをこなしています。
全身を大きく使いながら、体に負荷をかけることは重要です。アップから強い負荷を体全体にかけているからこそ、強靭なフィジカルを育てることができるのでしょう。
シャドートレーニング
守備と走塁を、ボールやグローブを使わずに、シャドーで行います。ボクシングなどの格闘技では、シャドーボクシングを行うことはありますが、野球でシャドートレーニングを取り入れているチームは、少ないでしょう。
二遊間のダブルプレーを取る動きやキャッチャーがバント処理をする動きなど、単純なシャドートレーニングではなく、連携プレーにもシャドートレーニングを用いています。想像力が培われるため、内野の連携を強化したいチームは、取り入れてみると良いでしょう。
想像力を使う投内連携
シャドートレーニングで培った想像力を活かして、実践形式の投内連携の練習を行っています。
ランナー1塁で打球が弱い場合は、ダブルプレーを取りにいかないように、チーム全体がファーストに投げることを指示するなど、守っている野手全員が、状況を想定しながら、練習に取り組んでいます。
ランナーがホームを狙ってくることを想定して、バント処理のあと、ホームに送球する練習をするなど、隙のない準備が、社高校の強さを生み出しているのでしょう。
社高校のトレーニングは、以下の動画からご覧ください。
【選抜出場】強豪ひしめく兵庫県で安定感!強豪・社高校の冬に密着