どのスポーツも強い青森山田高校。その中でも特に強いのが、昭和45年に正式に部としてスタートして現在は220名の部員と11名のスタッフで日本一を目指すサッカー部です。
青森県では26年連続優勝、第101回全国高校サッカー選手権も常連の強豪校です。数々のプロ選手を輩出していますが、その中でも2018、2022年のFIFAワールドカップの日本代表柴崎岳選手が有名です。
伝統ある強豪は、なぜ強いのか?どんな練習で、どんな考え方をしているのか?
今回は、最後の動画をもとに「青森山田高校のフィジカルトレーニング」ついて解説していきます。
股関節の強さ=速さと強さが必要
いろんな深さや角度で股関節の使い方・スピード・パワーを学ぶことで、サッカーに必要なスプリントやジャンプや強い切り返し、速い切り返しなどに繋がります。
ジャンプする際の力の発揮について、股関節の屈曲を3段階に分けて、どのポジションでも力が発揮できるようにと、この日はトレーニングメニューを組んでいます。
トレーニングメニュー
スナッチ
股関節の伸展だけを意識してバーを上げるメニュー。一番浅い所の股関節の伸展を学ぶために、股関節を軽く屈曲し、そこから全力お尻を締めて股関節を伸展させてバーを頭の上まで持ち上げます。
デッドリフト
ポイントは動き出しの全力。下から持ち上げて最後までお尻を締めてバーを持ち上げます。前後に腰を動かすのではなく、上下運動を意識します。垂直飛びや、動きが少ない状態からジャンプする際に使う股関節の深さでのトレーニングです。
片足ジャンプ
一番深い屈曲からの股関節伸展トレーニング。地面から片足を前に出し、足首を曲げた状態で深く座ってセット。そこから地面を押し切って、台の上に着地します。
脛を前に倒した状態(走る時の加速の状態)を作る事を意識して行う
ランジウォーク
足で地面を押すとともに、後ろの足を速く引き上げます。空中姿勢では足首を90度に保ち、体幹を固めて安定させるようにします。
インクラインダンベルプレス
ユニラテラルな動きをする事で、体幹の強化と競技に近い動作でトレーニングが出来ます。
ニーアップと体幹捻り
台の上に上がるタイミングで、足を上げた方に身体を捻ります。股関節の伸展動作中にもブレない体幹作りを目指します。
自己流も良いですが、プロから学ぶトレーニングは目から鱗の部分が多いですね!目的意識を持って、トレーニングする意識を持ちましょう!それでは、動画をご覧ください。