バレーボールの解説などでよく耳にする「ディグ」という用語。ディグは試合の中でも重要なスキルの1つであるため、身に付けると多くのメリットがあります。本記事では、ディグが上達する練習方法やコツ、ポイントについてご紹介します。
ディグとは
ディグとは、スパイクレシーブやつなぎレシーブのことを言います。 相手の攻撃を受けた後、コートにボールが落ちないようにすることもディグの目的の一つです。ディグは、ボールを落とさない守備の側面もありますが、同時に攻撃につなげるという目的があります。 ディグで上げたボールの落下点にセッターが入り、トスを上げて攻撃を仕掛ける始点になるため、ディグが攻撃の起点と言えるでしょう。
バレーボールを始めたばかりの選手が一番最初にぶつかる壁がディグではないでしょうか?次のおすすめの練習方法では、バレーボール初心者だけではなく中級者の選手でも活かせる内容になっています。ぜひ、練習に取り入れてみてください!
練習①膝をついてレシーブ
足は肩幅くらいに開き、膝を床につけた状態でレシーブをします。このときにボールを横に打たれると、そのまま手だけでコントロールしようとして弾かれてしまうということが多く見られます。
このようにボールが思ったところに上がらない選手は、ボールが来た方向にそのまま面を移動させているだけの場合が多いです。ボールは面を向けた方向に飛んでいくので、面を返したい方向に向ける必要があります。
膝をついてレシーブをする練習では、上半身の使い方がとても大切。ボールを返したい方向に腕だけ向けるのではなく、肩を顔に引き寄せるイメージで肩を使って面を向けるようにしましょう!肩を「前に出す」という表現もするので、イメージが湧きやすい解釈で実践してみてください。
さらに面の使い方で意識したいことが、ボールを外側の腕に合わせに行って面を組むこと。正面で面を組むのではなく、ボールが来た方向に腕を動かしてから組むことがポイントです。
ディグで思った方向にボールを返すコツ
自分の体より前でボールを触ることが大切なので、ボールを待っている状態のときに肘は横ではなく前に出しておきましょう!また、顎を上げないことも重要です。顎を上げると、腕も連動して上方向に上がりやすくなってしまうので注意しましょう。
練習②片手でレシーブ
ボールが来た方の手に合わせにいく感覚を身に付けるための練習です。面を作るときにどうしても、手を組んでからボールが来た方向に腕を合わせに行ってしまう選手が多いため、無駄な動作を減らし、最短でスムーズにレシーブへ移行できるようにしましょう!
以上がディグが上達する練習方法とコツです。日々の練習に取り入れてみてください。
それでは動画をご覧ください。