最近では多くの選手が使う様になったチキータ。2011年の世界選手権で、中国の選手がチキータを多用して優勝したことから、世界的に使われる様になった技術です。
日本のトップ選手も、多種多様なチキータを使い攻撃的なレシーブを展開しています。
今回は、チキータを得意とする相手に対して「チキータを封じるサーブ」の打ち方について、最後の動画をもとに解説していきます。
ハーフロングのサーブでチキータ封じ
全日本選手権の試合でも使われていますが、縦回転の下回転もしくはできない方はナックルサーブでもOKです。チキータを封じるために重要なのは、サーブの長さです。
チキータは、しっかりと中に入って打つので、それを防ぐ目的でハーフロングのサーブを狙います。理想は2バウンド目が白線に当たるようなサーブで、出来るだけ低いボールを出せる様に意識してみてください。
チキータが出来ないネット際に逃げるサーブ
チキータを封じるサーブのポイント二つ目は、横に曲がっていくジャイロ系のサーブです。横に曲がっていくと、かなり深くまで身体を入れていかないとチキータが打てないため、とても効果的です。
ネット前を横切るジャイロ系サーブを出す時は、出来るだけボールの横をこするよりも、ボールの底を自分の体の方向に向けて切る様にします。
チキータ封じは入らせる間を作らないこと
今までの回転とか高さではなくて、今度は別の視点でチキータ封じを考えます。サーブを出す位置を工夫する方法です。ミドルに構える事で、よくチキータされるフォア前までの距離を短くすることができます。
チキータ封じとして、中に入り込む時間を少なくすることが有効です。また合わせ技として、バック側に対角線でロングサーブを見せておけば、相手はそれを意識する様になるので、よりフォア側のチキータに入りづらくさせることができます。
自分のプレーをする事に加えて、試合で勝つためには相手の力を発揮させない工夫が必要です。ぜひチキータ封じで、自分のペースで試合を進めましょう!
それでは、動画をご覧ください。