野球に長く携わっている人たちでも、パームアップという言葉を知らない人は多いでしょう。パームアップは、細かい技術でもあり、上級者向けの技術であるため、有名な知識ではありません。
メジャーリーグで活躍している大谷選手は、パームアップをバッティングで活用しています。意識しているのか、自然とパームアップの形になっているのかは不明ですが、強打者たちは、パームアップを活用していることが多いです。
今回は、スイングの矯正やバッティング能力向上に役立つパームアップを紹介したいと思います!
パームアップとは
パームアップとは、ボールを打つときに、ピッチャーから見て後ろの手のひらを、上に向けて打つ技術のことです。後ろの手のひらを上に向けることで、インパクトの瞬間に手首が返るのを防いでくれます。
インパクトの瞬間に手首が返ってしまうと、ボールの上を叩いてしまい、ゴロになりやすくなってしまいます。また、手首が返ると、スイングの軌道もずれてしまうため、打ち損じをする可能性も高くなってしまうのです…。
スイングの軌道が、急激に上昇してしまう選手は、パームアップを意識することがおすすめです!
正しいパームアップ
パームアップは、手のひらを上にすることだけを意識してしまいますが、身体全体を使って行うことがポイントです。
手だけでパームアップをしようとすると、スイングスピードが上がってはいけないゾーンでも、加速してしまいます。スイングスピードが加速するゾーンがずれると、バットの軌道もずれてしまい、打ち損じや空振りに繋がってしまうのです。
バットを肩の上に乗せて、リラックスした状態からスイングを始めると、身体全体を使ったパームアップを行えます。身体全体を使うと、脱力しても自然とバットを出すことができるはずです!
大谷選手のスイング
パームアップを体現した打ち方をしているのが、大谷選手です。大谷選手は、バットを肩に乗せてリラックスした状態から、バットを振り出しています。
肩にバットを乗せながらリズムを取ることで、テイクバックを行うときに、自然と身体全体を動かすことができるのです。
大谷選手のように、脱力した状態で構えて、身体全体を使うパームアップを行い、スイングを安定させることを意識しましょう!
詳しい練習内容は以下の動画からご覧ください。