オリンピック種目の中にボクシングが入っていますが、いつもテレビで見るプロのボクサーではなく、アマチュアの選手が参加します。アマチュアボクシングとプロボクシングは何が違うのでしょうか。本稿では、アマチュアボクシングとプロボクシングの違いについてお伝えします。
ラウンド数や時間
オリンピックで行われているボクシング競技はアマチュアボクシングです。プロのボクシングとアマチュアボクシングはルールも違います。
まずはラウンド数です。男子のプロのボクシングだと3分4ラウンドからC級とされてます。B級の場合だと6ラウンドまで、A級ボクサーになると8ラウンドから最大12ラウンド。世界戦だと12ラウンドになります。女子の場合は1ラウンドが2分と決まってます。
一方アマチュアボクシングは、男女共に1ラウンドが3分で3ラウンドです。まずラウンド数が異なります。
グローブの大きさ
アマチュアとプロではグローブが違います。
プロボクシングだと8オンスから10オンスのグローブが使われます。ちなみに、「オンス」は重さの単位です。グローブの厚さが厚くなると、それがクッションとして働くため打たれた時のダメージが少なくなります。重い階級だと10オンス、少し軽い階級だと8オンスを使います。階級によってグローブに幅があります。
アマチュアボクシングのグローブは10オンスと決められています。グローブの拳が相手に当たる部分のわたが多くなっていて、ダメージを軽減するようなグローブが使用されるので、プロと比較するとグローブが非常に大きく見えます。
ヘッドギアをつけるかどうか
圧倒的なルールの違いはヘッドギアという頭と顔の防具をつけるかどうかです。プロはつけませんが、アマチュアはこれをつけないといけません。
ラウンド数やグローブの大きさ、ヘッドギアなど、アマチュアの方がより安全に配慮されています。それもそのはず。プロボクサーがアマチュアボクサーとスパーリングすると、やはり攻撃のテンポが違ってきます。プロはそれだけ鍛えられているんです。
アマチュアの試合観戦も楽しむために、ルールの違いなどについて知っておきましょう!それでは動画をご覧ください!