千葉県松戸市出身の佐々木雅士選手は、U-22日本代表のゴールキーパーとして活躍しています。佐々木選手は、柏レイソルのアカデミー出身の選手で、初代表はU-15の時です。身長185cmと諸外国の選手に引けを取らない体格をもち、ボックス内のシュートストップも高いレベルを持っています。
今回は、佐々木雅士選手が所属する柏レイソルのゴールキーパーの練習内容について解説します。
実践に近い動きを再現するキーパー練
ペナルティーキックの場合は、相手がしっかり見えるシチュエーションですが、実践では急なボールの動きや見えない所から出てくるボールに対応する必要が出てきます。予測出来ない場面や、動きの中でボールをしっかりとキャッチする、ストップする動作が求められます。どのような練習を行っているのか、柏レイソルの練習内容の一部を見てみましょう。
壁当てからのセービング
コーチが壁を狙って蹴ったボールが、跳ね返ってきた所をセービングします。キーパーが低く構えた姿勢から、股割りのような姿勢を取り、転がってきたボールを止める練習です。
考えて動くのではなく、反射的に動けるように反復練習を行っています。
前後に動いてからセービングする練習
相手が迫ってきた時、間合いを詰めた動きをしてから止める練習をします。動きながらでも、次のアクションが正確に取れるように重心移動の練習も兼ねています。
プロのレベルであれば、これらの動作に合わせてボールを蹴りますが、小学生や中学生など基礎を習得する場面であれば、動作のみマネをしてみるなど難易度を下げて行う方法も良いでしょう。
イレギュラー対応のセービング
相手が打ったシュートが、フィールドの他の選手に当たってボールの軌道が変わることがあります。キーパーの10mほど手前に障害物を置いて、軌道を変えたボールを止める練習を行っています。
もし、こうした練習用器材がない場合は、重りを乗せたカラーコーンを倒して置いてみたり、廃タイヤを置いてみるなど工夫しても良いかもしれません。
いかがでしょうか?プロが取り入れている練習の意図を理解できれば、そのエッセンスを抽出して小学生向けの練習メニューを組めるはずです。ぜひ参考にしてください!
それでは、動画をご覧ください。