ボクシングで、相手のパンチを受けないように体を左右に振ってパンチを交わすテクニックをウィービングといいます。 漫画の「はじめの一歩」では、主人公の一歩が公園の鉄棒をくぐる練習をしてたことでも有名です。
今回はボクシングの防御テクニック「ウィービング」について解説します。
頭を「Uの字」を描くように動かす
ウィービングは横からくるパンチ、縦からくるパンチに対して、英語の「U」の字を描くように頭を動かして避ける方法です。
お腹に力を入れておくことと、股関節を使うことはダッキングのテクニックと共通しています。しっかりと股関節を使って、お尻を足と足の間に落としていくとスムーズに上体が落ちます。膝カックンのようにスッと足の力を抜くようなイメージで行うと良いでしょう。
その時、お腹にはしっかりと力を入れておくことで上体を保てますので、足といっしょにお腹の力も抜けてしまわないよう注意しましょう。また、頭は動かしますが、目線は相手に向いたままです。
背筋を伸ばし股関節で上下に動く
ポイントは前述しましたが股関節を使うことです。ダッキングと同じで、体を丸めて避けるのではなく、背骨を伸ばしたまま、首も伸ばしたままの状態をキープして、股関節を使って上体を落とします。
背筋と首を伸ばした状態をキープするためには股関節を使うことが必須です。上半身の姿勢を保ったまま「U」の時をかけるよう、股関節を折りたたむイメージが持てるまで繰り返し練習しましょう。
ウィービングからのカウンター
相手が右フック・右ストレートを打ってきた時は左ウィービングします。そして、左足に体重を乗っけて、左のフック・左のボディを繰り出します。
反対に左フックが飛んできた時は右ウィービングし、右側に身体や捻り体重を乗せて、右パンチのカウンターを打っていきます。
カウンターまで意識して練習していきましょう。それでは動画をご覧ください。