2024年はオリンピックイヤー!今年はパリで行われます!それぞれの競技で選考会が行われており、少しずつ日本代表選手が内定しています。
今回は女子マラソンにおける代表選考基準についてと、選考会である大阪国際女子マラソンの結果にも触れていきたいと思います。
日本代表選考基準
まず、選考基準は以下です。
- MGC優勝者
- MGC2位の競技者
- MGCファイナルチャレンジにおいてMGCファイナルチャレンジ設定記録(2:21:41)を突破した記録最上位の競技者。(但し、MGCチャレンジに出場(完走)、または2023年度開催のMGC出場資格を有する者)
- ③を満たす競技者がいない場合、MGC3位の競技者
2023年10月15日にマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われました。そこで結果を出した下記2名は既に代表内定となります。
- MGC優勝者 ⇒ 鈴木優花選手
- MGC2位の競技者 ⇒ 一山麻緒選手
代表枠は全部で3枠。残り1枠は、以下の2大会どちらかに出場し、設定記録である2:21:41を突破した選手の中で最も記録が速い選手が代表となります。
- 大阪国際女子マラソン大会(1月28日)
- 名古屋ウィメンズマラソン(3月10日)
大阪国際女子マラソン大会でまさかの日本記録更新
どの選手が残り1枠を勝ち取るのかに注目されています。
そんな中行われた大阪国際女子マラソン大会で、なんと、設定タイムの2:21:41どころか、19年間破られることがなかった野口みずき選手の日本記録2:19:12を更新するというとんでもない記録が出ました!
見事日本記録を出したのは天満屋の前田穂南選手!
このレースは、はじめからハイペース気味だったのですが、ハーフを過ぎたあたりで前田選手はさらにペースを上げ、ペースメーカーまで抜き去って先頭に立ちます。これはかなり勇気がいる判断。30キロ付近でウォルケネシュ・エデサ選手に抜かれ、惜しくも優勝とはなりませんでしたが、日本人女子で初めての2時間18分台となる2:18:59でフィニッシュ!本当に見事な走りでした!
これで前田選手は国際大会代表有力候補となりました。3月の名古屋ウィメンズマラソンに出場する選手が残りの1枠を勝ちとるためには、この前田選手の記録を上回らなければいけません。とてつもないプレッシャーですね。名古屋ウィメンズマラソンに注目です!