トレーニングと食事。最大限に効果を出すためには切り離すことのできない重要な関係です。大きくしたいからたくさん食べればいい訳でもなく、食べたものを適切に吸収することができているかが大切です。しかし、消化能力は胃腸の強さによっても変わるので、今回は胃腸が弱いと感じる人向けに整腸剤の説明をしていきます。
腸活とは
腸活とは、基本的に腸内細菌、腸内フローラの善玉菌を増やして悪玉菌を抑えることを目的としています。それらを意識すようになると、下痢、便秘の改善、免疫力を上げて感染症にかかりにくくしたり、アレルギー疾患の改善、アンチエイジング効果、美肌効果、腸内でセロトニンが分泌されることによって幸せを感じやすくなる等、更に抗うつ効果があると言われており、様々なメリットがあります。
ビオフェルミンとビオスリーどちらがいい?
整腸剤の比較として、新ビオフェルミンSとビオスリーハイどちらがいいのかとよく議論されます。新ビオフェルミンSは一番有名な整腸剤だと思います。いい整腸剤だとは思いますが、自分に合う整腸剤かは人によって腸内フローラの細菌がそれぞれ違うので色々なものを1ヶ月単位で試して自分に合うものを使うのが良いと思います。
新ビオフェルミンはビフィズス菌、フォーカリス菌、アシドフィリス菌の3つの菌が含まれています。フォーカリス菌、アシドフィリス菌は一般的に言われる乳酸菌のことです。乳酸菌は乳酸を産生する菌の総称で、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を主に作り、大腸で働き悪玉菌の増殖を抑えるという作用があります。
ビオスリーハイは、トウカ菌、酪酸菌、ラクトミン(いわゆる乳酸菌、アシドフェリス菌、フェカリス菌)の3つの菌が含まれます。トウカ菌は乳酸菌の力を増強させ、胃酸や熱に強く、生きたまま腸に届くと考えられています。
酪酸菌は大腸で働き、酪酸を生み出します。これも胃酸や熱に強く、生きたまま腸に届くと考えられていて、乳酸菌の力を増強させたり、下痢、便秘の改善に有益です。乳酸菌は、胃酸に強いので、生きたまま腸に届きやすいです。
ビオスリーハイは、この3つの異なる菌がお互いに相互利用でプラスになり増強させる効果があるので、非常に絶妙なバランスの取れているので愛用しています。
エビオス錠
エビオス錠はビール酵母の死骸です。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、核酸等、様々な栄養素がたくさん含まれています。整腸剤としても有用ですが、普通に栄養剤としても有益です。
ビール酵母自体が善玉菌の餌になるので、整腸剤としても有益です。
ビオスリーハイで3つの異なる菌を取り入れて善玉菌の餌となるエビオス錠を摂ることで、プラスになるこの組み合わせが最強だと個人的に思います。
私も減量中にこそエビオス錠は摂るようにしています。色々な整腸剤がありますが、なるべく菌が被らないように組み合わせるのがポイントです。試して自分に合った整腸剤を見つけましょう。