
筋肉が攣る現象は電解質や柔軟性の不足で起こりやすくなります。特に腹筋や太もも、ふくらはぎなどの長い筋肉では発生率が高く、トレーニング中に攣るとやる気もなくなってしまう方も多いと思います。(私でもなります。)今回は、攣る防止策と体質について説明します。
「攣る」とは?
筋肉にある収縮をコントロールするセンサーが何らかの理由でエラーを起こし、筋肉が異常な収縮をしてもとに戻らなくなった状態を指します。筋痙攣も併発します。
過剰な収縮なのでストレッチをすると改善します。攣りやすい筋肉として腹筋が挙げられますが、筋肉自体が長く、収縮と伸長の幅が大きくなるため、センサーのエラーが起こりやすいです。また、ハムストリングが攣りやすいのも同様の理由です。
筋肉が攣る要因
筋肉が攣る要因として以下の要因が挙げられます。
- ・水分不足
- ・電解質不足(ミネラルバランスの崩れ)
- ・筋肉の過剰疲労
- ・柔軟性不足
- ・血行不良
- ・冷え
一般的によく言われる要因は電解質不足です。
攣るのを防止するためには電解質をしっかり摂取することが一番です。盲点になりやすいマグネシウムを積極的に摂りたいです。
柔軟性不足も攣りやすい要因となります。動画に柔軟性不足の人でも綺麗に行うことのできるストレッチが紹介されていますので、攣りやすい方は試してみてください。
攣りやすさは個人差もある?
攣りやすい人は一生涯で頻繁に攣る印象があり、攣りにくい人は基本的に攣ることがあまりありません。
このように電解質不足や柔軟性不足を解消しても、攣りやすい体質の場合は完全に解消できるとは言いづらい部分があります。(もちろん多少の改善はできると思います。)
また、筋断裂についても同様の考えが当てはまるとも感じています。
腹筋が攣りやすいのであれば収縮系の種目を控えて、伸長種目を取り入れるといった対策はできるのでアプローチを変えていきましょう。
トレーニング中に攣るのはまだしも、寝ている時に攣るととても辛いものがあります。トレーニング中に攣りやすい方は電解質、柔軟を取り入れてみると少しずつ改善されていくと思います。