
なんだかやる気が出ない、トレーニング中に普段の強度が扱えない、疲れているはずなのにぐっすりと寝られない、そんな経験はありませんか?
これらの不調はホルモンバランスが関与している可能性が大いにあります。幸せホルモンであるセロトニンの減少が心の疲れに繋がりますが、適切な栄養を摂ることでホルモンバランスを整え心と身体をリセットすることができます。
セロトニンと筋肉の関係
セロトニンとは、脳内の神経伝達物質の1つでドーパミン、ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをメインで行っています。
また、睡眠に必要なメラトニンの生成を助けるので睡眠の質を高めるという機能があります。
トレーニングに関してのメリットは、安心感や平常心を保つメンタル面の安定化です。正しい量のトレーニングを継続するにあたってはとても重要になります。
しかし、セロトニンが増えすぎてしまうと白色脂肪細胞への脂肪の蓄積を引き起こし、褐色脂肪細胞の代謝を阻害してしまうことがわかりました。簡単に言うと太りやすくなるということです。なので「幸せ太り」という言葉はあながち間違いではないとわかります。
摂るべき栄養素
セロトニンの分泌量を正常範囲内で高める栄養素を5つ紹介します。
1.トリプトファン
マグロ100gあたり250㎎、鶏胸肉100gあたり240㎎、卵100gあたり167㎎、きな粉100gあたり450㎎、納豆100gあたり240㎎含まれています。特にきな粉はプロテインに混ぜることでトリプトファンを効率的に摂取できます。
2.糖質(炭水化物)
単体よりもトリプトファン+糖質の組み合わせがオススメです。バナナはセロトニンが直接的に含まれています。
3.マグネシウム
ナッツ類と全粒穀物です。オートミールはマグネシウムも豊富で糖質としても良質です。
4.食物繊維
腸内環境を整えることでセロトニンを作る土台ができることがわかっています。オートミールや水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが最も良いオオバコパウダーもオススメです。
5.ビタミンB6
特にバナナがオススメです。
これからの季節は心が疲れやすい時期です。これらを参考にセロトニンの適切な量を摂取し活動的で幸せな生活をおくりましょう。