
暑い!とにかく暑い!この時期、ランナーにとって練習を続けるのはかなり大変です。
しかし、この時期にしっかりと足を作ることが秋以降のフルマラソンで結果を出す鍵となります。今回は末尾の動画をもとに、90分間のLSDが夏に効果的な理由や、暑さ対策のポイントについて解説します。
なぜ夏に90分LSDが必要なのか
夏は暑さで心拍数が上がりやすく、設定ペースでの練習が難しくなります。この時期に無理をすると疲労が溜まり、走力が落ちる原因にもなります。そこで、ペースを気にせずゆっくり長く走るLSDが効果的です。
普段より遅いペースで景色を楽しみながら走ることで、足作りに必要な負荷をかけつつ、メンタル的にもリフレッシュできます。90分という時間は、10km走など通常の練習より長めに走れるため、フルマラソンに必要な持久力向上にも役立ちます。
夏のランニングで意識したい暑さ対策
暑い中でのランニングは、熱中症のリスクを伴います。安全に走るためには、こまめな給水、日差し対策、体を冷やす工夫が欠かせません。
特に、次の自販機まで我慢せず、早めの給水を心がけることが大切です。また、サングラスや日焼け止めで紫外線対策を行い、可能であれば頭から水を浴びて体温を下げましょう。走るコースも、コンクリートの多い場所より、公園や木陰のある涼しい道を選ぶことで負担を軽減できます。
夏の練習で得られるメリット
夏の時期にLSDを取り入れることで、秋の大会に向けた土台作りができます。特に、普段より長く走ることで足が強くなり、レース後半の粘りにつながります。また、レース前のようなペース設定を気にせず走れるため、景色を楽しみながらランニングの原点に立ち返ることができるのも魅力です。
週1回程度、90分以上のLSDを継続することで、フルマラソンのための体づくりに大きな効果があります。
夏は無理に速く走るのではなく、ペースを落として長時間走ることで、持久力や足作りをしていきましょう。給水や日差し対策を徹底し、無理のない範囲で90分LSDを取り入れてみてください。