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打撃練習 バットコントロール向上 縦振り式「3種のスイング体操」

打撃練習 バットコントロール向上 縦振り式「3種のスイング体操」

上手にバットを扱い、ボールを捕らえるか。バットコントロール向上を狙いたい方へおすすめのトレーニングです。

「縦振り理論」で全国の強豪校の生徒たちを指導されている『縦振り先生』こと榊原貴之さんの野球教室にお伺いしてまいりました。子供たちの笑顔があふれる野球教室。ただパワーを付ける、型にはめ込むトレーニングとは異なり、手先の感覚や柔軟さ、道具の使いこなす力を身につけるトレーニング。さまざまな角度から野球を見つめ、野球をする子供たちを見つめてきた榊原さんの練習法は、野球力(やきゅうぢから)向上のプログラムとして多くの学校、チームで取り入れられています。

今回は、縦振り式野球ドリルの中から、打撃編。「3種のスイング体操」をご紹介いたします。野球教室の打撃練習では、まずはこのスイング体操から始まります。打撃でボールを打つのはバットです。そんな当たり前の話ではありながら、バットを早く振るということだけにスポットは当たり気味。縦振り先生の考えは、
「どう上手にバットを扱い、ボールを捉えるか」
投手が投げる球質(癖)は投手ごとに違い、変化球の変化も投手ごとに違います。コースもタイミングも場面によって全て変わります。その中、投じられる一球を、バットでどう捉えるか。バットを自身の思い通りに扱えるよう、まずはスイング体操から始まります。
この練習の狙いは、
「バットヘッドの重さを、いろいろなスイングで感じられるようにする」

3種のスイング体操

■体勢
・バットは一番長く持って、力まずに指先で握るようにする
・歩幅を広げて中腰になる
・両腕を伸ばして、バットのグリップはヘソの下の低いところに置く

①正面振り
バットヘッドを下げて釣り竿を引くような動きをする
バットの重さを感じながら、トーントーンと柔らかく上下に動かす

②ワイパー振り
右打者は右手、左打者は左手を中心にして動かす
バットの重さを感じながら、左右に270°くらいの範囲で動かす

③下振り
ゴルフスイングのような軌道で往復する。
バットの重さを感じながら、左右に270°くらいの範囲で動かす

動画引用元:B1 三種のスイング体操

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