今回ご紹介する動画は、「自宅で簡単にできる、守備の基礎トレーニング」についてです。
この時期が基礎を1から見直し、何度も繰り返し練習できるチャンスです。
この時期にどれだけ真剣に基礎を磨けるかで、春の成長度が変わります。
そこで今回は、守備の基礎トレーニングであるペッパーと、ハンドリング動作を良くするトレーニングについてご紹介します。
トレーニングの目標
守備で安定した捕球姿勢を作れるようになる
→腰が高いと目線も下がらない為、ボールに目がついて行かず、捕球ミスにつながることがある
股関節がしっかり曲がり、腰を深く落とせること、体の軸が真っ直ぐになることが大切です。
ペッパートレーニング
【目的】
股関節周りを柔らかくしながら、下半身の筋力を強化する
【方法】
- 二人一組になる
- 投げ手は下投げ、捕り手は素手で行う
トレーニング その1
- 捕球姿勢を作る
→肩幅より少し広く足を開き、股を割る - 腕は脱力して下に落とし、グラブを地面につける
- 左右にボールを投げてもらい(つま先の少し先くらい)、両手でキャッチする
【メリット】
柔軟に股関節を使うことで、実際の守備で微調整が効く
トレーニング その2
範囲を広げ、片手で届くかどうかギリギリの位置に投げてもらう
【メリット】
球際のゴロに、股関節を深く落として対応できるようになる
→目線が上がらず、ボールを確認しやすい
→より低く遠い打球に対応出来る
トレーニング その3
前後に踏み込むペッパー
→フォースプレーで前に伸びて捕るとき等をイメージして行う
前側に投げてもらい、片足を踏み込みながら片手でキャッチする
ハンドリングトレーニング
【方法】
- 捕り手はグラブをつける
- 捕球姿勢を作る
- フォアハンド、正面、バックハンドの位置に投げてもらい、手を柔軟に使って捕球する
(グラブを動かして前に出したり、引いて捕球するなど様々なパターンで捕球していく) - 最初は順々に、次のセットはランダムで投げてもらう
※投げ手は上投げで、ショートバウンドになるくらいの球を投げる
(自宅で行う場合は、下投げで柔らかいボールでも可)
以上が自宅でできる守備の基礎トレーニングになります。
当たり前ですが、コツコツやっていくことが大事です。
また、ペッパーは手を抜きやすく、キツいと腰が上がりやすいです。
このトレーニングを続けることで、新しいシーズンでプレーが良くなると信じて、強い気持ちで行いましょう。
筆者の個人的な感想ですが、基本的にはグラブを前に出した方が捕球しやすいですし、実際のプレーで投げる動作に繋がりやすいと思います。
それでは動画をご覧ください。