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走塁練習 リードが大きく取れる三盗は盗塁しやすい

走塁練習 リードが大きく取れる三盗は盗塁しやすい

三盗はスタートがとても大事になります。思い切ってスタートを切る必要があるのでとても勇気いるプレイの一つですが、これは捕手も同じで結構勇気のいるプレイであることを覚えて頂きたいです。

三盗を刺す場合、まず暴投が許されないです。言ってしまえばどんな場面でも暴投は許されないですが、この場合、暴投と同時に1点を献上してしまう、という恐れがあります。なので、コントロール重視で送球したいですが、三盗するランナーは足に自信がある選手が多いので、やはり全力で投げる必要があります。なので、しっかり腕を振って投げる必要がありますが、これが結構怖いです。もしかすると筆者だけが怖いかもしれませんが、長く捕手をやったことのある方であれば三塁へ暴投して1点を献上させたことを経験していると思いますが、この経験していると、恐怖心を吹っ切るのは結構難しい作業です。

更にバッターが右打者だと、サードが見え難いですし、打者が邪魔なこともあり投げ難いです。下手すれば、打者に当たる、バットに当たることも考えられます。これは筆者ではないですが、三塁へ送球する際、相手バッターのバットに思いっ切り腕が当たってしまい、そのままベンチに下がったキャッチャーがいました。

少し長々と書いてしまいましたが、三盗はキャッチャー側もリスクがあり、恐怖心がある、ということを覚えて頂きたいです。

また、イチロー選手がメジャー通算500盗塁した時の盗塁成功率ですが、

二盗 成功390 失敗92 成功率80.9%
三盗 成功110 失敗19 成功率85.3%
通算 成功500 失敗114 成功率81.4%

というデータがあります。三盗の方が成功率が高いことが分かります。練習を重ねる必要もありますが、もしかすると三盗の方がやりやすい選手がいるかもしれないですね。

動画でも紹介してますが、1塁よりも2塁の方がリードが大きく取れるのは間違いないです。投手の反対側にランナーが存在することになるので、牽制する際は180度回転しないといけなくなります。その分、牽制して2塁にボールが到達するまでは遅いので、1歩2歩分は稼ぐことが可能です。また1塁よりも警戒心は低くなりますし、スコアリングポジションにランナーがいるので集中はバッターに寄るので、クイックも少し遅くなると想定します。1塁よりも盗塁のしやすさの条件は揃っていると思います。

注意点は、2塁走者の場合、3塁へのオーバーランを考えますので、リードが膨らみがちですが、盗塁する場合は、一直線にリードすることを覚えておきましょう。

では動画を参考にしてみてください。

 

動画引用元:野球の盗塁 三盗について

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