ピッチングフォームでもバッティングフォームでも大事なことがあります。それは「可視化」。自分自身のピッチングフォームやバッティングフォームは、どんな動きをしているか見えないものです。頭の中では「こんな動きをしているだろう」という想像はあると思いますが、動画撮影や鏡で見ると、頭の中とは違った動きをしていることが多々あります。
想像だけでフォームを確認するのではなく動画を撮影してしっかり可視化する
ことが今、とても重要になっていると思います。特にスマホ普及とともに気軽に動画撮影が実現できるようになったので、もっともっとフォームチェックは動画撮影を行った方が良いと考えます。
動画引用元:2013.4.12シャドーピッチング練習スロー
こちらのように、スロー機能が付いている動画アプリもたくさんあります。スローで見るとフォームが良く分かります。足はどこまで上がっているのか、肩のラインは平行になっているか、足は真っ直ぐ踏み出しているのか、など普通の目ではなかなか見えない部分がはっきりと分かり、フォームの微調整のチェックを実現してくれます。
過去にテレビを見ていたら福岡ソフトバンクホークスの2軍施設の「タマホームスタジアム筑後(タマスタ筑後)」が紹介されてました。2軍の施設とは思えないぐらいの充実した環境で、メイン球場、室内練習場、選手寮、トレーニングルーム、リハビリ用流水プールなど、無いものは無いという印象です。その中でブルペンを紹介してましたが、ブルペンにはずっとフォームを撮影する環境が整っており、5秒遅れですぐに映像が再生されるようになってました。つまり、今投げた投球フォームを5秒後には映像で見てフォームチェックできる、という訳です。
普段見えない部分をしっかり可視化する
ことが重要だと施設環境の観点からも気付かされます。
ピッチングフォームをチェックするには、シャドウピッチングが最も有効だと思います。下記の動画のように、多くのプロ野球選手もシャドウピッチングでフォームチェックを行ってます。基本に立ち返り、シャドウピッチングでフォームを確認し、更に動画撮影で可視化することで、より効果的なシャドウピッチングになると思います。
動画引用元:加治屋選手 千賀選手 岡本選手 笠原選手シャドウピッチング ソフトバンクホークス春季キャンプ 2015年2月14日