バランスボールの上に乗った状態でティーバッティングを行う練習は山田哲人選手も取り入れており、スタンダードな練習になりつつあります。このバランスボールを使ったティーバッティングは、特に上体だけで打っている選手(いわゆる手打ちで打っている選手)や体重移動がスムーズではない(体重の乗せたバッティングができていない)選手にオススメの練習です。
筆者もこの練習をやってみましたがバランスボールに乗った状態で構えるだけで、背筋がピンとなり身体の軸を感じることができます。背筋が曲がったり、猫背になった状態ではなく、軸が立っているので体重移動がしやすい状態にあると感じました。あと、座っているのがボールなので、転がる感覚が体重移動をアシストしてくれる感もありました。
身体の軸を感じながら、飛んでくるボールに対し、体重を乗せてしっかりとスイングすると、強い打球を打ち込むことができます。また下半身が固定され、軸も立っているので、上体の突っ込みも軽減される感覚もありました。慣れないうちは、強い打球を打ち込むことが難しいですが、慣れてくるとリズム良く強くスイングでき、打球も綺麗に飛んでいくのが分かります。
また腰の回転をしっかり回さないと打てない感覚もありました。下半身は固定されているので下半身は使えない状態にあるで、腰から上全体を使う必要があります。そこで重要だと感じたのが腰の回転力でした。
動画の最後の方はスローでバッティングフォームを見せていますが、見て分かる通りトップをしっかりと作ってからスイングしてます。このトップをしっかりと取ることも重要で、トップが出来ていないと、体重が乗り難く、弱いスイングになってしまいます。
そのため、以下4点が重要になります。
・背筋が立っていることを感じながら構える
・しっかりとトップを作る
・腰の回転を意識する
・体重を乗せて強いインパクトにする
それでは動画をご覧ください。
動画引用元:バランスボール ティーバッティング