本記事では、NBAのブルックリン・ネッツの渡邊雄太選手の特長である、ディップの浅いシュートフォームについて解説していきます。ディップとは、シュートを打つ時にボールを構えたい位置からボールを下げる動作のことを言います。
身長206cmという体格でありながら、ドリブルでのカットインやスリーポイントシュートも得意とする渡邊雄太選手。ここ数年はシューターとしての評価も高まっている渡邊雄太選手の高いシュート成功率の秘訣のひとつに、シュートフォームにおけるディップの動作がありました。
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浅いディップで素早くシュートを打つ
通常、下腹部や腰のあたりまでボールを下げるディップの動作を行っている選手が大半です。しかし、NBAで活躍する渡邊雄太選手のシュートフォームを見てみると、ディップは胸もしくはみぞおちくらいまでしか行っておらず、キャッチしてからすぐにリリースしています。
ディップを浅くしてシュートモーションを速くすることで、相手選手がディフェンスに来る前にシュートを打ったり、相手選手がブロックをするタイミングをずらすことができます。浅いディップは、ディフェンスを回避するために効果的だといえます。
【NBA】渡邊雄太のシュートフォームがヤバ過ぎて勉強になる件。
なぜディップが必要なのか?
ディップは、シュートの力や正確性を向上させるために必要です。具体的には、ボールを持つ位置から下げることで、勢いをつけてより力強くシュートを打つことができるようになります。また、どんな体勢や位置であってもボールを下げる動作をしっかり入れることで一定のリズムをつくり、シュートの軌道をより安定させることができます。
しかし、ディップを深くすると、シュートモーションが遅くなり、ディフェンスにとってはシュートをブロックする時間を与えてしまうことになります。
今回は、渡邊雄太選手のディップの浅いシュートフォームに注目しました。
ディップを浅くすることは簡単ではありません。ディップを浅くすると、シュートの安定性が損ないやすくなるため、練習が必要です。また、ディップを浅くすることができない場合は、自分に合ったディップの深さを見つけることが大切です。
2023年に行われるワールドカップ。日本代表で中心選手としての活躍も期待される渡邊雄太選手。ぜひシュートフォームに注目して観戦してみてください!