本記事では、古賀紗理那選手のスパイクを紹介します。古賀選手は、V.LEAGUE DIVISION1のNECレッドロケッツに所属しており、日本を代表する選手です。2022年から日本代表の主将を務め、エースとしての活躍も目が離せません。
古賀選手は、緩急をつけたスパイクや、相手ブロックをかわすプレーなど、冷静な判断力とテクニックを強みとしています。特にインナースパイクは、古賀選手ならではの技術が詰まっており、身につけたい技術の一つ。古賀選手のインナースパイクはこちらの動画をご覧ください(0:37-0:54)。
Sarina Koga (古賀 紗理那) | Fantastic SPIKES | Amazing BLOCKs | Women’s WORLD CUP Japan 2019
インナースパイクとは
インナーはクロスコースに打つスパイクでアタックラインより手前の鋭角なコースに打つスパイクです。鋭角に打つスキルとブロックにとられないコントロールが必要なため難易度が高いスパイクと言われています。
インナースパイクの練習方法
レフトからのインナースパイクの打ち方3種類を紹介します。
①コートの外からネットに対して鋭角に助走をして、助走の流れのまま真っ直ぐインナーコースにスイングをする打ち方
真っ直ぐ助走をして、そのままの体の向きでスパイクを打つ方法であるため、比較的打ちやすいです。
②通常のスパイクと同様の助走から体の右前でボールを捉えて切るように腕をスイングする打ち方
スパイクを打つときのボールの位置は、右肩の前。ボールの内側(スパイカーから見て左側)を切るように腕を振ることがポイントです。
③体幹のひねりを使って右腕を体から外すように打つ打ち方
大事なポイントは体幹のひねり。ひねりを上手に使うために、右腕を上げたときに背中をしっかりと反らせましょう。またスパイクを打つときは左肘を引いて、ひねりを意識することも大切です。
②と同様にボールの内側(スパイカーから見て左側)を切るように腕を振ります。ボールを打つときは、右の腕と手首を外側にひねってスイングを行い、腕が背中の後ろでスイング完了するようにしましょう。
インナースパイクの練習方法を紹介しました。初心者の方は①の打ち方から始めることがおすすめです。スパイクの引き出しを増やして決定率を上げましょう。
それでは動画をご覧ください。
全3種!!【バレーボール】レフトからインナースパイクを打つ練習法・コツ紹介!!
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