夏の甲子園では、熱い戦いで盛り上がりましたが、日本のプロ野球も阪神タイガースが優勝へのマジック点灯するなどシーズン終盤に向けて首位争いが過熱しています。
本記事では、現在得点圏打率1位の阪神タイガース所属、近本光司選手のバッティングについてご紹介します。近本選手は、バットコントロール能力が非常に高く、ヒットメーカーとして認められる阪神タイガースの1番を任される中距離打者です。
セ・リーグの得点圏打率ランキングはこちら(2023年8月22日現在)
1位 近本光司選手(阪神タイガース):.395
2位 宮﨑敏郎選手(横浜DeNAベイスターズ):.373
3位 牧秀悟選手(横浜DeNAベイスターズ):.360
4位 関根大気選手(横浜DeNAベイスターズ):.329
5位 岡林勇希選手(中日ドラコンズ):.323
近本選手は、打撃だけではなく俊足を武器に盗塁ランキングでもセ・リーグトップに位置しています。近本選手のバッティングは、直球も変化球も対応できるフォームで不動のリードオフマンです。
はじめに、近本選手のバッティングフォームをご覧ください。
【阪神】近本光司選手のバッティングフォーム(スロー再生あり)
「骨で打つ」意識を持つ
近本選手は、バッティングでは「骨で打つ」ことを意識しているそうです。これまでは筋肉で打つことを意識していたそうですが、「コツを掴む」という”コツ”は”骨”と書くため骨を上手く使うことが上達への近道だとインタビューで答えていました。
例えば、ボールを捉えるときに腕を返しながら打つのではなく、橈骨(前腕の親指側にあって尺骨と平行の骨)から入って腕を返しながらボールを捉えることを意識することが大切です。ウエイトトレーニングで筋肉が大きくなるとボールは飛びますが、筋肉がメインになると疲労がたまりやすく、ケガのリスクも上がります。一方で骨をうまく使うと、骨に付随する筋肉がサポートしてくれるので、骨を先に意識するべきということも紹介しています。
バッティングフォームを改善したい選手は、近本選手のように骨を意識してバッティングしてみましょう!
参考サイト:阪神・近本 骨で打つ つかもうとしている打撃のコツ「ケガをした期間に改めて気付けました」 「離脱」ではなく「休養」と(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース