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外野守備練習 背走キャッチが上手くなる練習方法

外野守備練習 背走キャッチが上手くなる練習方法

外野の守備で最も難しいプレーの一つがフライの背走キャッチです。

打球判断に始まり体の切り返し、落下点の予想、ダッシュなど様々なことを同時にこなさなければならないからです。今回は、この背走をスムーズに行うための練習をご紹介します。

まずは練習者の後方に弧状にいくつかの目印を置き、番号をつけます。ノッカー(ノックではありませんがここでは便宜上こう呼びます)はボールを適当な目印めがけて投げ、同時にその目印の番号を言い、連続して全く同じ方向・軌道のボールをもう一球投げます。練習者は、一球目が投げられ番号が口にされたと同時に、ボールを見ながらその番号の目印に向けて走ります。そして、直後に投げられた二球目のボールを捕ります。これが練習の要領です。

では、この練習によって何が身に付き、何を意識するべきなのか。まず動作としては、一球目を捕る必要がないためしっかり目線を切って後ろに走ることができること、目標となる目印があるため落下点まで真っすぐ走れることから、無駄のない入り方が身に付きます。同時に、一球目の軌道をしっかり目で追う余裕があるため、打球判断の練習にもなるでしょう。このときに注意しなければならないのは、余裕があるからといって動きが怠慢にならないようにすることです。素早く落下点に入ることを常に意識し、正面を向いて捕球するように、さらに欲を言えば一歩後ろから入ることができるとよいでしょう。また、外野の守備においてとても重要な最初の一歩目を早くすることを意識すればより効果的な練習になります。

動画では大きめのボールを使用していますが、一般的な野球ボールでも十分同じ練習は可能です。また、慣れてきたら目印をなくしてより正確な打球判断を目指したり、目印を遠くに置いてより直線で走ることを目指したりといった練習にも発展できそうです。さらに、最終的にはボールを一球だけにし、実戦に近い状況で同じ動きができるか試してみてもいいかもしれません。その際には、先に後ろに軽く走り、ノッカーの合図で一度振り返り、ボールを見て再び目線を切って落下点に走る、という過程を踏むとよりスムーズかつ実践的な練習になるでしょう。

では動画を参考に練習してみてください。

動画引用元:外野フライ練習法

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