フルマラソンにチャレンジしたことがある方の中でも、楽めた方や達成感に満ち溢れている方がいる一方、痛みが先行して途中リタイヤしてしまったりと苦い経験になった方もいると思います。そのままマラソンを辞めてしまった方もいるかもしれません。
全員同じ42.195kmを走るスポーツなのに、人によって感想が違うのは、やはりレースまでの準備に差がありそうです。
今回は、フルマラソンを楽しむために必要な練習、「ロング走」についてお伝えします。
必要なのは42kmのロング走
マラソンは初心者だろうとベテランだろうと全員が42.195kmを走るスポーツです。ですので、42.195km走れる脚を作る必要があります。脚が作られていないと、後半脚が痛くなったり、制限時間内で走れなかったりして、マラソンが楽しめないということに繋がります。
では、その脚を作るためにはどうすればよいかというと、ロング走です。
よく聞くロング走の距離は30kmですが、マラソンを走って何かが起こるのはだいたい30km以降だということを考えると、できれば30kmではなく42kmのロング走を取り入れて欲しいところ!
42kmのロング走を行えば、きっとフルマラソンを終始楽しむことができる脚を手にいれることができます!
ロング走の頻度は月に3回
次にロング走を行う頻度についてです。
レースまでに1〜2回程度とたまにしか行わないロング走は効果が薄いだけでなく、逆に怪我のリスクを上げてしまう可能性があります。
ロング走というのは何回も行うことでその距離に脚が慣れていくもの。できれば月に
3回行いましょう!
ロング走の距離は週間走行距離の1/3
月に3回の頻度でロング走を取り入れようと思うと、できるだけ疲労を貯めずに行う必要が出てきます。1回1回ヘトヘトになってしまって回復にかなりの時間を費やすことになると、コンスタントにロング走を行うことが難しくなりますよね。
そのため、42kmのロング走をおすすめはしましたが、まずは疲労やダメージが大きすぎず、怪我のリスクも少ない距離からロング走から始めてください。
比較的安全に走れる距離の目安は1週間の走行距離の1/3です。
1週間の走行距離は月間走行距離の1/4になります。例えば月間400km走っている人であれば、1週間で100km走っていることになりますので、その1/3の距離、約33kmがロング走の距離になります。
はじめにおすすめした42kmのロング走をするためには、月間500kmほどの走行距離が必要になります。つまり、マラソンを楽しむためには、月間走行距離を伸ばすことも大切な要素の1つなんです。
いかがでしょうか?月間500km走ろうと思うとなかなかハードルが高く感じますが、少しずつできる範囲で月間走行距離を伸ばし、定期的にロング走も取り入れていきましょう!そうすることでさらにマラソンを好きなること間違いなし!是非自分のペースで試してみてください!