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スクワットと45°レッグプレスの違いは?解剖学的視点で解説します|脚トレ 大腿四頭筋 ハムストリング 大臀筋 脚を太くする

スクワットと45°レッグプレスの違いは?解剖学的視点で解説します|脚トレ 大腿四頭筋 ハムストリング 大臀筋 脚を太くする

多くのジムに45°レッグプレスのマシンがありますが、鍛える部位はスクワットとなにが違うのか?と疑問に持つ方もいるでしょう。今回は2つの違いを解剖学的視点で解説していきます。理解したうえでトレーニングすることで、より成長に繋がるでしょう。

スクワットと45°レッグプレスの違い

スクワットは、お尻への効果が強く、大腿四頭筋の効果はそこそこ、ハムストリングの効果はわずか。

45°レッグプレスは、お尻への効果はそこそこ、大腿四頭筋の効果が強く、ハムストリングスの効果はわずか。

この2種目の主な違いは股関節の角度です。スクワットではスタート時に股関節の角度がほぼ垂直に近い状態で伸びていますが、45°レッグプレスでは完全に曲がっている状態です。そして動作中も曲がった状態をキープしています。

解剖学的解説

お尻とハムストリングの筋肉は主に股関節が曲がった状態から伸ばす際に多く使われます。この時、股関節角度の狭い範囲で伸びるよりも、より広い範囲で動いた方がお尻への効果は大きくなります。

スクワットは股関節が伸びた状態、股関節角度が170°程の位置からしゃがみ、股関節角度50°程の位置まで曲がるかと思います。お尻の角度が一定量使われる動きです。

45°レッグプレスはスタート時から股関節角度は90°程でそこから40°程の位置まで下がる動きなので動く範囲が全く違うとわかると思います。このため45°レッグプレスでのお尻、ハムストリングへの効きは限定的となります。

スクワットでは股関節が曲がった状態から伸びる動きがありますが、45°レッグプレスでは常に曲がった状態が保たれます。これにより股関節を伸ばすために働くお尻、ハムストリングの効きは弱くなりますが、膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋の効きは大きくなります。

これからわかることはスクワットも45°レッグプレスもハムストリングスへの効きはさほど強くないことです。ハムストリングスを鍛えるには+でハムストリングスの種目が必要になります。(レッグカール、スティフレッグドDL等)

スクワットは精神的にも鍛えられるよい種目だと思います。各種目の特性を理解し、個人の目的に応じてどちらが良いのか判断して効率の良いトレーニングをしていきましょう。

参照元:【筋トレ】スクワットとレッグプレスの違いを解剖学的視点を交えて。

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パーソナルトレーナー横關裕二
国士舘大学体育学部卒業後、消防官として勤務する傍らボディビル競技を始める。トレーニングによる自身の成功体験からより多くの人へトレーニングの成功体験を伝えるためパーソナルトレーナーへ転身。
得意分野はボディメイク、ダイエット指導

ボディビル競技での入賞実績多数▼
2023年関東クラシックフィジーク選手権
オーバーオール優勝
2023年日本クラシックフィジーク選手権
175cm以下級 準優勝
クライアント様も入賞実績多数有り。

現役の競技者の為、常にアップデートされた自身の経験を活かした指導で最短での目標達成へのサポートをしている。
ライトなダイエットからコンテスト競技者まで年代は20代から60代まで幅広く対応。
ボディビル競技での日本代表として国際大会への出場を目指し日々トレーニングに励んでいる。
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