身体が前に突っ込んでしまい、身体全体を使ったバッティングがなかなかできない、変化球に対応できないバッティングをしてしまう、選手はたくさんいると思います。突っ込まないバッティングは永遠のテーマではないでしょうか。
当サイトでも何度か紹介してますが、身体の突っ込みを防止するオススメ練習が「後ろからティーバッティング」です。ボールを後ろから投げてもらい打つ練習になります。筆者的には、軸足にしっかりと体重が乗り、軸足に溜めた体重を前に押し出すイメージを最大限に引き出し、突っ込みも防止できる練習は、このティーバッティングが最適だと思ってます。
実際に筆者もこの練習をやったことありますが、ボールを見るために顔を後ろに向けます。顔を後ろに向けることによって、軸足、バットを持っている腕が後ろへグーっと引っ張られるような感覚になり、トップを作った時に後ろ側へ体重が乗った感覚になります。そしてボールが後ろから前へ投げられますので、身体も自然に後ろから前に体重移動し、スムーズにスイングできます。
前からボールを投げる、普通のバッティング練習では掴めない感覚をこの練習で見つけることができます。
動画引用元:ホークスキャンプ2012 (2月17・18日) 松田ティーバッティング
こちら、読売巨人の松田宣浩選手(動画は福岡ソフトバンクホークス時代)のティーバッティングですが、松田選手も後ろからティーバッティングを愛用していると聞きます。松田選手といえば、ポイントを前に置いて、前さばきで豪快なホームランを打つイメージが強いですが、前で強く打つためには、身体が突っ込むことなく、身体を残し、体重を前に乗せたバッティングをやらないといけないことの表れが、この練習につながっていると思います。
身体が突っ込んでしまうバッティングをやってしまう選手にはオススメの練習法なので、ぜひやってみてください。
動画引用元:どうしても突っ込んでしまう選手に効果的な練習法