速く走るためには、筋肉で大きなパワーを生み出し、身体を素早く前に移動させることが必要です。
今回は、足を速くするために率先して行いたい筋力トレーニングについてご紹介していきます。
速く走るために必要なこと
ウエイトが重くなるから、短距離には筋肉は必要ないと思っている方も多くいるかと思います。
しかし、短距離で速く走るためには、筋肉がとても重要なのです。
では、足を速くするためにはどこの筋肉を鍛えたらよいのでしょうか。
結論からいうと、走りに関わるすべての筋肉を鍛える必要があります。
足の速さに関わる筋肉を満遍なく鍛えるために、一番効率のよいトレーニングは「速く走ること」です。
「スプリントトレーニング」と呼ばれる速く走るトレーニングをして、足の筋肉を鍛えていきましょう。
このトレーニングを行うことで、速く走るために必要な筋肉を大きくしたり、筋力を高めたりすることができます。
優先して鍛えるべき3つの筋肉とは?
「スプリントトレーニング」とあわせて、優先して鍛えるべき3つの筋肉についてもお話します。
優先して鍛えるべきは、
・支える筋肉
・押す筋肉
・スイングする筋肉
の3つです。
支える筋肉とは股関節や膝のことで、スクワットやデッドリフトなどのトレーニングがおすすめです。
また、ヒップスラストやジャンプスクワット、ハードルジャンプなども効果的です。
早く走るためには、片脚なわとびやシャフトジャンプ、ハードルジャンプなど片脚種目で接地の姿勢がくずれないようにする筋力や、一瞬で力を発揮できる筋力と強い拳を作るスピードバウンディングなどが大切となっています。
押す筋肉は、ルーマニアデッドリフトやパワーヒップスラスト、メディシンボール投げなどで鍛えるとよいでしょう。
坂道を走ったりスレッドを引いたりするトレーニングもよいです。
最後にスイングする筋肉は、膝を前に素早く引き出す筋肉や腕を前後上下に振り素早く切り返す筋肉を鍛える必要があります。
足首に重りをつけてパワーヒップフレクションや2ステップハイニー、切り替えもも上げ、ベンチプレスや懸垂など基本的なトレーニングで鍛えていきましょう。
そしてこの3つの筋肉とあわせて、体幹を安定させる筋肉も鍛えておかなければいけません。
スプリントトレーニングやウエイトトレーニングなど、足や腕で大きな力を発揮するようなトレーニングをしておくと効果的です。
まとめ
足を速くするために率先しておこないたい筋力トレーニングと優先して鍛えるべき3つの筋肉についてご紹介しました。
ここまでの内容はこちらの動画でもご紹介しているので、チェックしてみてくださいね。