ランニング初心者の方には、ぜひこだわって選んでほしいランニングシューズ。
自分にぴったりのシューズを選べば、快適に走ることができるだけでなく、脚を守ることにもつながります。
今回はシューズを選ぶポイントを、50足以上シューズを履いてきた、元女子マラソン選手の高橋尚子さんから学びます。
ランニングシューズが重要な理由
ランニング初心者の方は、足の裏の筋肉が弱い傾向にあります。
このため、しっかりと足を守ってくれるシューズを選ぶ必要があるのです。
「軽いシューズの方が楽に走れそう」と考えてしまいがちですよね。
しかし軽いシューズは靴底が薄いものが多いので、初心者の方にはあまりお勧めできません。
ランニングに必要な筋肉や、正しいフォームが身につかない状態でこのような靴を履いてしまうと、疲れやすく、思うように走ることができなかったり、脚を痛めてしまったりすることもあるのです。
ランニングシューズの選び方
それでは、ランニング初心者はどのようなシューズを選んだらよいのでしょうか。
一番重視してほしいのは、クッション性のあるランニングシューズであること。
クッション性の高いシューズなら、筋力不足やフォームの未熟さを補ってくれるため、足への負担を抑えて走ることができるのです。
ランニングは意外にも脚への負担が大きい運動です。
脚を着地させるときや、蹴りだすときに負担がかかります。
まだ必要な筋肉が付いていないランニングビギナーの方は、その衝撃に負けてしまい、すぐに疲れてしまったり、場合によっては膝を痛めてしまったりすることもあるのです。
このようなトラブルを避けるためにも、初心者のうちはクッション性を重視し脚を守ってくれるランニングシューズを選ぶようにしましょう。
走った後のシューズの脱ぎ方もポイント!
走り終わった後のシューズの脱ぎ方にも注意が必要です。
足の状態は毎日変わっています。
朝と夕方とで足の状態を比べても、全く違う状態なのです。
このため、ランニングが終わった後に靴ひもをほどかずに脱いで、その状態でまた履いてランニングを始めるのはNG行為です。
例えば、むくんだ脚の状態に合わせたランニングシューズを、スッキリとした状態の足で履いてランニングをしてしまうとトラブルや怪我の原因にもなるのです。
走り終わって疲れている時はそのまま靴を脱いだしまいがちですが(実際私自身やってしまいます)、ランニングが終わったら紐を緩めて靴を脱ぎ、再度履くときにはそのときの足の状態に合わせて紐を締めるようにしましょう。
下記に高橋直子さんがランニングシューズの選び方について、解説してくれている動画がありますので、ぜひご覧ください。