運動前はもちろん、運動後にも大切なストレッチ。
疲労を残したままのトレーニングは、効率的にパフォーマンスを出せないだけではなく、ケガの原因にもなります。
今回は、怠りがちな運動後のストレッチについて、簡単で効果的な2つの方法を紹介します。
腸骨筋ストレッチ
【腸骨筋とは】
骨盤の内側に位置するインナーマッスル。
股関節の動きを司り、特に足を前に振り出す際に使われる筋肉です。
また、姿勢を維持する役割もあります。
【ストレッチ方法】
①座った状態で腰に手を置く。(親指は背中側に)
②親指を動かしながら、ハート型になっている部分を見つける。
③背筋を伸ばし、息を大きく吸ったあと、息を吐きながらハート形の下部をまんべんなく押す。
④息を大きく吸い、吐きながら上体を左に倒し、骨盤に入れ込むように親指を押す。
⑤親指を徐々に外側に移動させながら押していく。
⑥右側も同様に行う。
呼吸と連動させながら行いましょう。
【効果】
お尻の疲労がほぐされ、股関節を曲げた状態を長時間キープできるようになります。
さらに、お尻が凝り固まることによる、ランニングフォームの乱れを防ぐことができます。
また、姿勢の改善も期待できます。
腸腰筋ストレッチ
【腸腰筋とは】
上体を曲げる動作や、ももを上げる動作を司ります。
【ストレッチ方法】
腰に手を添える(親指の位置は前に)
背筋を伸ばし、息を大きく吸って、吐きながら親指で骨盤を押し込むようにぐっと押す。
3.そのまま上半身を前屈し、さらに親指を入れ込んでいく。
【効果】
骨盤のゆがみを防止し、また、ランニングによって足が太くなるのも防ぎます。
お尻の筋肉がしっかり使えるようになり、ヒップアップにもつながります。
また、腸腰筋は、ランニングでは非常に負荷のかかりやすい部位です。
ここが疲労をためて凝り固まってしまうと、股関節の下から足を使うようになってしまいます。
すると膝に負担がかかり、痛みの原因にもなります。
軽視しがちなトレーニング後のケア。
毎日コツコツと続けることで、体に負担なくランニングを楽しんでください。
より詳しい内容については下記の動画も参考にご覧ください。
動画引用元:ランニング後のストレッチ