今回ご紹介する動画は、「前田健太投手流キャッチボール」についてです。
本記事ではキャッチボールという基礎から考え方を見直したいと思います。
マエケン流キャッチボール
- 左肩(左ピッチャーは右肩)が開かないように、グローブを右腰に当てながら投げる(近距離)
慣れてきたら、普通の投げ方に戻して徐々に距離を広げていく - ステップを入れながら投げる(40m)
ステップを入れることで投げるタイミングが取りづらくなる為、体の力を出すタイミングを覚えるために行う
(勢いがついて力強い球が投げられるので、その感覚を忘れないようにする) - ゆっくり大きく投げる(50m)
ボールのキレイな回転を意識しながら、身体を大きく使って山なりのボールを投げる
自分のペースに合わせて前に出て距離を縮める - 塁間まで距離を縮めて強いボールを投げる
ステップを入れて、力が入るポイントを確認する - フラットな状態で軽くピッチングを行う(ブルペンくらいの距離)
試合の前日等、試合が近い時に行い実際に捕手を座らせて行うことで、より実践に近い練習となる
キャッチボールの意識
ピッチャーにありがちな考え方
「キャッチボールの際はなるべくフォームを意識して、ピッチングと同じフォームで投げる」
前田健太投手の考え方
ピッチングと同じフォームで投げていると、その投げ方しか出来なくなってしまう。
色々なフォームを試して、「このフォームならこんなボールが投げられるんだ」という発見を、毎日行うキャッチボールでしていくことが大事。
以上が前田健太投手流のキャッチボールの紹介でした。
筆者は捕手なのですが、投手のような投げ方をしていたら指導者に「キャッチャーにその投げ方は必要ない」と注意され、ひたすらコンパクトに投げていた時期がありました。その結果、前田投手が悪い例で挙げていた通り、その投げ方しか出来なくなってしまい、悩んだ経験があります。
「キャッチボールは真面目になりすぎない。遊び心を持つ」という前田選手の考え方がとても大切だと思いました。
せっかく毎日行うキャッチボールなので、少し遊び心を持って、沢山試して新しい発見をしていくのも良いと感じました。
それでは動画をご覧ください。