短距離で速く走るためには、しっかりとスタートでつくった姿勢を保ったままスピードに乗っていくことが大切です。
今回は、しっかりとスピードにのった加速(アクセル)の練習法についてご紹介していきます。
短距離の加速を学ぶ
二人ペアになって練習をしていきます。
はじめに、一人が腰を落として足を一歩引き、スタートの姿勢をとります。
このとき前足にしっかりと体重を乗せるようにしてください。
もう一人は、スタートの姿勢をとっている人の肩をしっかりと両手でおさえていきます。
そうすると、前傾姿勢を保つことができるので、このまま歩いていきます。
スタートの姿勢をとっている人は、前に傾いている姿勢が崩れないように意識して歩きましょう。
気を付けたい悪い例
実際に練習をおこなう際に、気を付けたい悪い例についてもご紹介します。
姿勢をつくって歩いていく人が、スタート地点では前傾姿勢をとれていても歩いていくうちに前傾になりすぎて背中が丸まってしまうことがあります。
また、逆に体が立ってしまい前傾姿勢をとっていない状態のまま歩いてしまう場合もあります。
これでは練習をする意味がなくなってしまうので、前傾姿勢を保つことをしっかりと頭の中で意識して練習をおこなうようにしてください。
実際にここまでの流れを動画で確認してみましょう。
動画引用元:SUPERSTAR 走り方教室 | 03-加速(アクセル)編
姿勢を意識しながら走る
次に、二人で呼吸をあわせながら実際に走っていきます。
このときも前傾姿勢を崩さないようにしながら、決められたところまで走りましょう。
何度か練習をおこない、前傾姿勢のイメージをつかめるようになったら、肩をおさえているペアの人をなしにして自分だけで走ってみます。
スタートダッシュをしたあとにすぐに体が立ってしまうと、うまくスピードにのることができません。
スピードにのって走るためには、正しい姿勢を意識することがとても大切!
今回ご紹介した「前傾姿勢」を保つことをしっかりと頭に入れて走るようにすると、加速がうまくいき、速く走れるようになるはずですよ。