動画は千葉ロッテマリーンズがキャンプ中に行った走塁練習です。練習内容は3つで、
・1塁へのオーバーラン
・ホームから2塁
・2塁からホームへのスライディング
の3つの練習を行ってます。今回特にピックアップするのが「1塁へのオーバーラン」と「2塁からホームへのスライディング」の2つを深堀りしたいと思います。
まず1塁へのオーバーラン練習ですが、まずはどちらの足で1塁ベースの角を蹴るのか、という部分ですが、筆者の感覚ではありますが左足で蹴るが70%、右足が20%、どっちでも良いが10%、の割合ぐらいで指導にあたっているという感覚があります。色んな理論や考えがあると思いますので、どれも否定はしませんが、筆者はやはり左足で蹴るのが基本ではないかと思います。左足で蹴ることで、左側へ体重が乗りやすくなり次の塁へ進みやすくなると思ってます。また、これも個人的な見解ですが、右足でベースの角を蹴ると、強めにベースを蹴って方向転換することになるので、肉離れや足首の捻挫にもつながるかと思ってます。スムーズな方向転換と怪我防止のためにも、左足でベースの角を蹴る、ことを意識して練習すると良いと思います。
2塁からホームへのスライディングについては、まず重要なのはいかにスピードを殺さずにスライディングできるか、が重要です。伸ばしている足を上にあげてしまうと減速したり、体勢を寝かせ過ぎず立たせ過ぎずにすること、などが重要(詳細は【減速せず走った勢いのままスライディングする方法】をご覧ください)となります。また、これも筆者の個人的な見解ですが、2塁からホームを狙う場合は、ホームベース上へのスライディングはなるべく左手でベースタッチをオススメします。今は、ホームへのブロックが禁止されているコリジョンルールを適用されている大会がほとんどなので、キャッチャーはベースより前にいることが多いです。なので、ホームベースから少し回り込みキャッチャーからの追いタッチを狙った方がホームインの確率が高くなると思います。キャッチャー視点からでも回り込んでホームインする走者はタッチし難かったです。
1塁へのオーバーランにしてもホームへのスライディングにしても、細かい動きや考えが必要のなりますが、走塁が上手いチームはかなり脅威になりますので、しっかりと走塁練習をしましょう。
では動画をご覧ください。
動画引用元:マリーンズの走塁練習にカメラが接近【広報カメラ】