2017年の2月中旬に「内野守備練習 源田壮亮 捕球から送球までの速さを習う」という記事を書かせて頂きました。埼玉西武ライオンズの源田選手は、この記事を書いた時点では新人の選手でしたが、筆者が動画で守備を見た瞬間に「新人王取れるでしょ」と思い、新人ではありますがピックアップさせて頂きました。
結果、源田選手は筆者の期待を大きく上回り、2017年は安打数155本、盗塁数37、そして新人王を獲得しました。本当に素晴らしい選手です。
今回紹介する動画は、源田選手と永江選手がショートのポジションからセカンドへ送球するノックを受けているシーンです。もちろん両選手ともにかなり上手い守備をしてますが、筆者個人的な意見を言うのであれば、やはり源田選手の守備は一つ抜けているように見えます。
源田選手が特に良い(マネした方が良い)部分は、
・プレジャンプ
・捕球から送球までのスピード
・捕球時の頭の位置と送球時の頭の位置が変わらない
という3点になります。
まずプレジャンプですが、構えてから打球を追いかける前に行う予備動作(少しだけその場で飛ぶ動作)ですが、両選手ともにになりますが、必ず行っていることが分かります。特に内野手は全員がやった方が良いでしょう。動き出しがスムーズになります。
そして、捕球から送球までのスピードですが、これが前回の記事でも書かせて頂きましたが、天下一品に速いと思います。特に捕球してからグラブをヘソ付近まで正確に素早く持って来る速さは、素晴らしいものがあります。捕球してからグラブをヘソ付近まで素早く引き上げる練習を反復すると良いです。
最後が頭の位置です。スローで見ると分かりやすいですし、永江選手と比べると分かりますが、源田選手は捕球した時の頭の位置と送球する時の頭の位置が、ほぼ変わらないことが分かります。通常は送球時に少し身体が上がりますが、源田選手はそれが無い。つまりほぼロスが無い状態で送球できていることが分かります。低い姿勢で送球するイメージを持ってノックを受けると良いでしょう。
ぜひ源田選手の守備を参考にして練習してみてください。
動画引用元:守備職人の競演 源田壮亮 永江恭平 ノック セカンド送球 守備練習 2017 埼玉西武ライオンズ 南郷秋季キャンプ