ランニングの基本的なフォーム・トレーニング方法を知ることにより、自分自身の体に合ったフォームを自然と身に着けていくことができるでしょう。
今回は、足をひきつけるフォームについて見ていきたいと思います。
足をひきつけて走るメリット
ランニング中、足が流れてしまい楕円状の動きをしていると、逆の足の接地時間が長くなってしまい、次の動作までに時間がかかり過ぎる場合も……。
こういったフォームでは、腰の位置もどんどん下がってしまい、姿勢も悪くなります。
前ももに大きく負担がかかってしまうため、後半に大きく失速してしまう原因にもなるでしょう。
こうしたフォームを改善するために、楕円状の動きではなく「円形の動き」を意識しましょう。
足を勢いよくひきつければ、腰の位置が高くなり姿勢も良くなります。
後ろに流れてしまった足を素早くお尻にうまくひきつければ、足を流れにくくしたり、足を前に出やすくしたりすることもできます。
トレーニング方法
- ミニボールや風船などを用意しましょう。
それを片方の膝の後ろ(ハムストリングスとふくらはぎの間)に挟みます。 - 1の状態のまま、走る時のように膝を上に突き上げる動作を続けます。
- この動きを左右10~15回くらい、3セット行いましょう。
ポイント
ボールを挟んでいる状態で、ハムストリングス(ももの裏の筋肉)に力が入っているかどうかを意識しましょう。
この動画でご案内しているトレーニング方法は、筋トレというより、ハムストリングスに刺激を与えることを目的としており、軽やかな足の運びを作るためのエクササイズのようなものです。
刺激を与え続けることで、その部位の筋肉が使われやすくなります。
また、地面を蹴った後にかかとをお尻にひきつけるイメージをすると、地面を強く蹴ることができ、力を発揮しやすくなるでしょう。
かかとが臀部にひきつけられて、前傾姿勢を作ることができると、より良いですね。
足をひきつけるフォームで、さらに快適な走りを手に入れましょう!
動画引用元:【MATSUのランニングフォーム解禁】もっと軽く、もっと速く走れるはず!
【参考URL】
マラソンを疲れずに効率よく走る方法