U18の試合やMLBの試合を見ていると、特にアメリカ選手に感じますが「外野フライのキャッチング能力が高い」と思いませんか。アメリカンフットボールをやっているから、など色々と理由があるかもしれないですが、アメリカ独自のフライキャッチの練習をしているのもあると思います。国が変わると教え方も大きく変わりますよね。
今回紹介する動画は、外野手の後方に飛んだ外野フライをキャッチする練習になります。英語が分からない方でも動画を見れば、何となくどんな練習しているのかキャッチアップできるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
練習内容は大きく分けて2つです。
一つ目が「最初の一歩目」についてです。スタートをどう切るのか、というのはとても大事ですし基本です。自分より右後方に飛んだ場合は右足を後ろにステップすること。逆に左後方に飛んだ場合は左足を後ろにステップすること。外野フライにおいて「目線のズレ」はとても大事です。実際にやってみると分かりますが、右後方に飛んだ打球に対して左足をクロスさせてステップすると、右足を後ろへステップするより目線のズレが大きいです。目線がズレる分、打球把握が困難になり落下地点を見失うきっかけになります。「飛んだ方向に足を後ろに出す」ということを忘れずに。
二つ目が面白い練習になりますが、太ももにゴムバンドのようなものを装着しながら打球を追いかける練習です。これで何を得ることができるのか、というと「適切な歩幅」です。オーバーステップ、スモールステップとおっしゃってますが、オーバーステップすると、
・バランスを失いやすい
・打球方向へ向かう体重移動が難しくなる
という欠点が生まれます。かつ前述した目線のズレもオーバーステップだとズレが大きくなると考えます。
まずはゴムバンドを装着しながら、ボールは無しの状態で6歩ほど後方に移動してキャッチするイメージを作ります。ゴムバンドを装着しているので強制的にオーバーステップになることを防いでます。また、右後方に飛んだ場合まずは右足を後ろへステップしますが、2歩目は左足をクロスにステップします。この時スタートに勢いつけるために、左足の引き付けと打球方向への体重移動が重要になりますが、これもゴムバンドを装着していることによりスムーズになります。
ある程度ゴムバンド装着で繰り返し練習を行ったら、次にゴムバンドを外して行い、最後は実際にボールをキャッチする練習まで進みましょう。
色んなところから練習の知恵をもらうのは重要なことです。では動画をご覧ください。