野球において、ベースランニングは得点するための重要な要素ですが、実際は実はベースの踏み方を意識せずに野球を行っている方も少なくありません。
ベースの踏み方は一見些細なことのように思えますが、ベースの踏み方一つで走行スピードの変化や怪我のリスクが左右されるため、非常に重要な技術といえます。本記事では、ベースランニングが速くなるベースの踏み方を紹介します。
一塁の駆け抜け方
一塁を駆け抜けるときは、ベースの角ではなく、側面の真ん中を踏むことを意識しましょう。一塁を駆け抜けるとき、ベースの角を踏むと足の角度が変わり、足を捻ってしまいやすくなるためです。
また、ベースの種類によっては、ベースの表面が滑るベースもあるため、ベースの真上を踏むことも危険と言われています。特にスパイクは、普通の靴よりも遥かに滑りやすいため、大きな怪我に繋がることも。
近年は、ベースに汚れを付きにくくさせるために、ベースにコーティングスプレーをかけることが増えてきています。コーティングスプレーの種類によっては、滑る原因になるため、注意が必要です。
ベースを回るとき
ベースを回るときも角ではなく、側面を踏むことを意識しましょう。側面を踏むことにより、次の塁の方向に体がスムーズに向いてくれます。
ベースが固定されている場合は、蹴ることを意識するとスピードが落ちずに、回ることができます。
ベースを踏む時のポイント
ベースの側面の部分は斜めに作られているため、斜めのところに足をフィットさせるようにベースを蹴りましょう。蹴る足は、左足でも右足でもどちらでもよいため、自分が蹴りやすい足でベースを踏むことがおすすめです。
一塁を駆け抜けるときや、次の塁に行くときに、足首を捻る選手や太ももを肉離れしてしまう選手は、プロとアマチュアに関わらず、多く存在します。
足首の怪我は癖になってしまい治っても再発するケースが多いです。また、太ももの怪我は長い間野球ができない状態になってしまう可能性があります。
ベースランニングを速くして、チームの勝利に貢献することも大事ですが、それ以上に野球を長く楽しむためにも、踏み方を意識して、怪我の可能性をできるだけ減らしましょう。
詳しい練習方法は以下の動画をご覧ください。