FMVスポーツ

入江陵介のフォームに近づく 背泳ぎのローリングがしやすくなる練習法

入江陵介のフォームに近づく 背泳ぎのローリングがしやすくなる練習法

7月14日から17日間にわたり、九州の福岡で開催される世界水泳。日本での開催は22年ぶり!世界中からトップスイマーが日本の福岡に集結します!今大会、注目したい日本人選手と言われたら、この選手が入ってくるのではないでしょうか。

2023年世界水泳 競泳日本代表のキャプテンを務める、入江陵介選手。

入江選手は、2008年の北京五輪に始まり、2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪、2020年の東京五輪と、なんと4大会連続で五輪日本代表となり、2012年ロンドン五輪では200m背泳ぎの銀メダルを含む計3個のメダルを獲得しています。さらに世界水泳日本代表選手は7大会連続。まさにレジェンド!

入江選手の専門種目は背泳ぎ。軸がぶれない非常に美しいフォームは見る者の心を魅了します。まずはそんな入江選手の泳ぎをご覧下さい。

アジア大会水泳男子100 M背泳ぎ入江陵介 金

入江選手の美しいフォームに少しでも近づくために!今回は背泳ぎで大切なローリングの練習法について紹介します。

ローリングとは

ローリングとは、少しでも遠くに手を伸ばすために、腕だけではなく肩も前後に動かして泳ぐ技術のことです。

ローリングを行って手を遠くに伸ばすことができると、身体の長さが縦長になり、水の流れとの関係でより速く進めるようになります。船も縦に長細い船の方が進みが速いのと同じですね。

そしてもう1つ、手を遠くに伸ばすことができるとその分多くの水を集めることができます。少しでも多くの水をかいた方が速く進めますので、この点に置いてもローリングという技術は重要になってくるんです。

練習方法 オーバーローリングプル

【やり方】

片手背泳ぎをして、手を伸ばした時にローリングの動作をかなりオーバーに行います。

【ポイント】

1.必ずプル動作をきっかけにローリングを行うこと。

顔や腰も横を向いてよいですが、ローリングの練習なので必ず手の動きがきっかけとなって、その後その他の部位も動くように意識しましょう。手よりも顔や腰が先に横を向かないよう注意が必要です。肩も同じです。肩を主動で動かすのではなく、手が動いてから肩が動くという順番になります。

2.身体を横に向けるくらいオーバーに行う

本来の泳ぎでは腰も足も顔も横には向きませんが、この練習では感覚を身に着けて欲しいので、身体が横を向くくらいオーバーに行いましょう。この練習に限らず、フォームの練習の際は大袈裟に行うくらいの方が身につくスピードが速くなります。

3.伸びる時間を作る

伸びる時間を作るためには勢いがないといけません。そもそもローリングは勢いを増すための技術ですので、ローリングで勢いがつけられているか、伸びる時間をしっかりとれるか、確認しながら行いましょう。

是非練習に取り入れてみて下さい!世界水泳の観戦では、世界トップスイマーのローリング技術にも注目です!

それでは動画をご覧ください。

【背泳ぎ】ローリングがしやすくなるポイントと練習方法!

Return Top